★★★ウッドストック以後、数万人規模の観客を集めた大規模音楽フェスが恒例のように米英欧の各地で催され始めた1970年代初期。英国ではワイト島ポップ・フェスの熱気の再現を目論んだ企画が幾つか実現しました。1972年5月末の連休四日間に亘って催され、開催都市名から『The Bardney Pop Festival』と通称されたこの大型イヴェント には、現在の視点からすれば十分驚くべき顔ぶれの(もちろんマニアックな!?連中も含めた)バンドやソロ・アーティストが集まりました。ただ、如何せん当時の英国の一般的なロック・ファンの目線からすれば、大物と呼べるのはビーチ・ボーイスやジョー・コッカー程度。特に、米国からディランやスライストーン、シカゴ、ニール・ヤングなど、本国アーティストについてはビートルズ・メンバーやゼップはおろかパープルやフー、フロイドなどの名前もなかったため、当時英国内ではもっぱら『小物フェス』と揶揄する声もあったようです。ちなみに、右下隅に『明日の大物達』として列挙された中にはバッジーやパトゥーの名前を見ることができます。また、あいにく天候に恵まれず、参加した聴衆の多くが後に泥まみれの記憶しか残っていないとも語っていましたが、それも今となっては『夢幻』のような青春の思い出なのかもしれません。ただ、ドン・マクリーンがステージで『ここに居る観客と同数かそれ以上のアメリカ人がベトナムで死んだ』と語ったことが、半世紀が過ぎても変わらぬこの世界の『現実』を想起させます。★裏面に関連記事あり(※写真6ご参照)。

★★★コンディション：大変脆い紙質のため、経年に伴う自然な紙質の劣化と若干の変色など見られますが、大きな傷み・汚れはありません。

★★★梱包方法：広告本体にシワや傷みが出ないように『0PP袋で保護のうえ軽くロール』して『角型ケース』に収納します(※写真7ご参照)。

★★★発送方法と送料：『定形外郵便(規格外サイズ)』で全国一律350円です。