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		製作年： 2004 収録時間： 109分出演者：アナ・ムグラリスダニエル・オートゥイユグレタ・スカッキジョルジオ・ルパーノマグダレナ・ミェルツァンミッシェル・ロンズデール監督：ロベルト・アンドゥ字幕： ---- 音声： ---- シリーズ： ---- メーカー：アットエンタテインメントジャンル：サスペンスミステリー
		全体状態評価「Ｃ」・経年劣化「中」・カバーイタミ「中」・スリキズ「中」・日焼け「小」
		“シャネルのミューズ"アナ・ムグラリスが、ヨーロッパ上流階級に仕掛ける、幾重もの罠。共演は「あるいは裏切りという名の犬」の名優ダニエル・オートゥイユ。 ‘シャネルのミューズ’アナ・ムグラリスとダニエル・オートゥイユ共演による官能ミステリー。過去に秘密を抱える匿名の人気作家・ダニエルは、ミステリアスな美女・ミラとの出会いから自らの運命を狂わせていく。ヨーロッパの上流階級を舞台に、ミステリアスな美女と過去に秘密を持つベストセラー作家の危うい駆け引きを描いた官能サスペンス。主演はシャネルのミューズとしても知られる『NOVO/ノボ』のアナ・ムグラリスと『あるいは裏切りという名の犬』のダニエル・オートゥイユ。アナが着こなすシャネル、フェンディなどのファッションと、オープニングの鮮やかな不意打ちから衝撃のラストまで二転三転するスリリングな展開は必見。幸福な家庭を築きながらも社会に背を向けて生きるダニエル。彼は妻にも内緒で、セルジュ・ノヴァクという名で作家として活動していた。ある日ダニエルは、義理の息子の結婚式に向かう途中、美しい女性ミラと出会い一夜を共にする。翌日、ミラがダニエルの息子の花嫁であることが判明するが、その後もふたりは関係を続けた。そんな中、ダニエルの元に、ミラとの関係を撮られた写真と、作家であることを証明する写真が送られてくる。【映像と音楽の融合】　　ダニエル・オートィユの顔がどうしても苦手だった私。でも、50代に入ってきて、若い頃よりなんとなく自分も受け入れられるような顔に変わった気がする。きわどい作品への出演も多いけれど、演技はやっぱり巧いと思う。今回の、秘密を抱えた作家の役も良かったと思う。アナ・ムグラリスは、単独ではそれほど巧いとは思えなかったはず。オートィユが相手役だったからこそ、巧く彼女を引き立てられたのかも。グレタ・スカッキの貫禄も然り。　ストーリー的には、これだ！っていう盛り上がりはなかったものの、合格点のラインだと思う。ミステリー・サスペンスマニアの人には、きっと甘い作りだとは思うけれど…。　ただ、この映画は絶妙な音楽と映像の融合がある。この映画でルドヴィコ・エイナウディの音楽を初めて聴いた。ラストの墓地のシーンで流れてきた曲に心を惹かれて、サントラとその他のアルバムも購入。これからの映画作品にも注目の作曲家だと思う。【ファム・フェタール】　いいね～お仏蘭西映画は女優さんがバンバン脱ぐから…（下品で失礼。シャネルガール（05年あたりだったか？）アナ・ムグラリスは長身貧乳ってもろ好み！何作か映画出演もあり本作の謎の女性を好演。対するダニエル・オートゥイユは御年50代中盤も流石15歳年下のエマニエル・ベア－ルを孕ませたオヤジだけあり危ない男の魅力満載。まあ、そんな下世話な話は別として、本作はちょっとミステリアスでゴージャスな良作。　秘密を抱えた謎の作家と復讐を心に秘めた美女…導入部分がご都合主義と感じなくも無いが、濃厚なストーリー、美しい映像と女性、各キャラクターがセリフで感情を語るのでなく表情や所作で感情を表現しているところは凄い。アナ・ムグラリスはシャネルとフェンディ（衣装協賛）を纏い実に艶やか、同時に何気ないラフなスエット姿も魅力的。平日昼間のイメフォで観たのだが、なんぞ不可思議な妙齢女性と親父カップルが一組いた…あれはなんなんだろう？中年男性としてはアナ・ムグラリスだったら全てを擲ってもいい…と感じた。【フランス映画だねぇ・・】　といってもイタリア、スイス合作映画なのだけれども。全体を包みこむ雰囲気がそうだというか、なんというかそんな感じですね。映像がとても美しいのですな、うん。ストーリー的にもまさにフランス映画的。説明的台詞が皆無に等しく、行動の原因、結果を明確に描くことなく、抽象的かつ絵画的に進めていく様が、ハリウッドと一線を画すというか、なんとも嫌いじゃないですがね、僕は。でもこの作品は比較的わかりやすいのではないかと思いますがね。ただ、ただね、いろいろと考えてしまうわけですよ、頭の悪い僕としては、理解できないとこがあったり、深読みしてしまったり。それも含めて僕は好きですが。キャスト的にはアナ・ムグラリスの美しさもさることながら、おなじみダニエル・オートゥイユの渋さ、ベテラン、グレタ・スカッキの貫禄のアクトもお見逃しなくといったところでしょうか。【秘密】　本性を隠して色仕掛けで男に近づき復讐するというのは、エロティック・サスペンスにたまにあるプロットだが、この映画の場合、女優さん、映像、風景などが美しくて良い。ニコレッタ役のG・スカッキは個人的に好きな女優だが、良い歳の取り方をしているなーと思った。【アナ・ムグラリスは相変わらず目力強い壮絶な美人だな】　と思う。写真で見てもわからないから、映画で見ないと。話は、どんでん返しに継ぐどんでん返しだけど、他の人がコメントで書いていたところまで深読みするかな～って思いもしたにせよ、作家の秘密に迫る深い深い作品です。文学を研究している方々も必見です。「人は他人の人生を生きる」だっけ? 　もう一度見直してみる価値あるかも。酔っ払いながら見るにはもったいない。【作家はウソツキだ】　二重三重に仕掛けられた巧みな罠。フランス、イタリア、ポーランド…ヨーロッパならではの国境と時間の壁を超えたストーリーが秀逸だ。セルジュ・ノヴァクという素顔を知られないペンネームの作家ダニエル・ボルタンスキー（ダニエル・オートゥイユ）。彼を誘惑し、ただならぬ関係に陥るミラ（アナ・ムグラリス）。思ったほど官能性は感じなかったが、サスペンス風に展開する物語にすっかり魅せられた。イタリア語題は「名前の下で」。つまりペンネームを使う理由を探る、というように見える（劇中スタンダールの例が挙げられる）。だが、名前を偽っていたのはミラことエヴァだけではなかった…。設定はルイ・マル監督『ダメージ』（92年英仏）に似ているが、内容はまったく異なる。過去と現在を結ぶミラの存在が、ひとりの作家を追いつめていく過程、そしてラストの大どんでん返し。今ひとつ確信が持てないのだが、ラストで明らかにされた事実とは、ダニエルが実は自殺したはずの男だった、と私はそう解釈したのだが…。船上で編集者デヴィッド（ミシェル・ロンズデール）が語った「作家はウソツキだ」という言葉。父親がダニエルに語った「火星人とユダヤ人」のジョーク…巧みな台詞があちこちに配されていて、目を離せなかった。ダニエル・オートゥイユはさすがの貫禄。シャネルとフェンディに飾られたアナ・ムグラリスはモデル出身だけあってカッコいい。木の実ナナ風のニコレット（グレタ・スカッキ）も好演だ。ロベルト・アンド監督はこれが長編２作目だそうだが、相当に才能のある監督だ。万人受けする作品ではないが、きわめて挑戦的な作品である。【「作家は他人の人生を盗む」】　覆面作家のダニエル（ダニエル・オートゥイユ）は義理の息子の結婚式に向かう船の中で、絶世の美女ミラ（アナ・ムグラリス）と出逢う。一目見た瞬間に心を奪われたダニエルは、ミラと一夜限りの関係を持つ。翌日結婚式に参加したダニエルだったが、何と花嫁はミラだった。冒頭の討論会のシーンで、ダニエルは一人の女性を見つめる。するとその女性は夫に男性を紹介し、夫が席に着く暇を盗んで、男性とキスを交わす。そしてその最中にダニエルに視線を向ける。ダニエルはそれを文章にして書き留める（「姦婦の瞳は不安と喜びの間で揺れていた。目撃されることで奇妙な興奮を覚えるらしい。その興奮が生きがいのようだった」）。作家は他人の人生を目撃し、それを作品にする。作中出てくる「作家は他人の人生を盗む」という言葉。作品を書いたのは盗んだ方か、それとも盗まれた方か？作品を両者の共作と考えるなら、作家は「亡霊」のようなものかもしれない。前半はダニエルとミラの情事を描いた恋愛ドラマ、後半はダニエルの盗作疑惑を描いたミステリー・ドラマとして楽しめる。そして惜しげもなく裸体を披露したアナ・ムグラリスの美しさに酔い痴れる。【もったいないなー】　覆面作家が墓まで持って行きたかった秘密。それを暴こうとする甘い罠。雰囲気悪くないのにライティングがどうにもこうにも韓流ドラマ然というか昔の映画ぽいというか。もったいないなー。全然いやらしくない事象としてのセックス、それとは対照的な、会話時のエロティックに絡み合う視線。アナムグラリスの超然とした佇まい。ダニエルオートゥイユの奥行き。グレタスカッキの女臭さ。マイケルロンズデール。
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