九谷花瓶 菊に牡丹 No.24 直径;210 高さ;250mm 22/1_84
伝統 変わることなく 受け継がれてきた 伝統美
技法 多様な美を生み出す 九谷の手仕事
古九谷…大聖寺藩初代藩主前田利治公が命じ、九谷村で焼かれたもので、青(緑)、黄、赤、紫、紺青の五彩を用い、絵画的に豊かに表現された様式。
木米…古九谷廃窯約100年後に、加賀藩営で金沢に春日山窯が開窯。文人画家青木木米の指導で、全画に赤を施し、五彩で中国風の人物などを描写した様式。
吉田屋…豪商吉田屋伝右衛門が、再興九谷を目的とした窯で、青手古九谷の塗埋様式を踏襲した様式。全面を塗り埋めた重厚感のある作風が特徴。
飯田屋…吉田屋窯を引き継いだ宮本屋窯で焼かれた様式。赤で緻密に人物を描き、周りを小紋等で埋め尽くし、金彩を加えた赤絵緻密画。
庄三…古九谷、吉田屋、飯田屋、金蘭手のすべての手法を融合。名工九谷庄三が確立した様式。『ジャパンクタニ』として産業九谷の主流となった作風。
永楽…加賀藩分家の大聖寺藩が開いた九谷本窯で焼かれた様式。名工永楽和全による金襴手手法で、赤で下塗りし、金で彩飾した豪華な作風。
青粒…大正時代に広まった技法。地色の上に、青粒と称する点の盛り上げが並び、重厚さと品の良さを伝える。その他、白粒、金粒もある。
彩釉…青(緑)、黄、赤、紫、紺青の釉薬を用い、器全体を塗埋める。釉薬を重ねることで色彩の変化を楽しめ、優雅で鮮やかな絵柄が描き出される。
釉裏金彩…金粉や様々な形の金箔の上に透明な釉薬をかけて焼き上げる。釉薬を通して、品の良い輝きを放つ金が浮き出てくる。
銀彩…銀箔を貼った上に透明釉薬や五彩の釉薬を塗って焼成する技法。やわらかい絵の調子や抑えた質感が上品さを醸し出す。
サイズ:直径;210 高さ;250mm
良好(箱なし)1箇所擦れ跡あり
送料:全国一律 1,000円
LAC館山店