拍卖号：1212414361

开始时间：12/15/2025 00:27:01

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横22.2cm、縦13.7cm、高さ5.5cm

「藍九谷様式に向かう初期有田染付変形鉢」というのが的確な呼び方かも知れません。

生掛け焼成による釉流れと釉溜まり
手捏ね整形による強い歪みと葉脈状の箆目
付け高台の構造が極めて初源的
呉須の発色が“沈み・滲み・粒立ち”を伴う古相
白磁胎土が半磁器状で、後代の精製度に達していない
以上は17世紀初頭〜中葉の有田磁器にしか成立しません。

手捏ね成形＋付け高台
→ 完全な変形器（木の葉形）
→ 装飾性・造形遊戯性が極端に高いのは、「実用品としての初期伊万里」を超えた鑑賞器志向＝藍九谷的発想です。

釉薬はやや青味を帯びた白釉で厚掛けによる流動痕や微細な鉄点（胎土起因）は泉山磁石100％以前の段階的精製だと思われます。

呉須は輪郭線が溶け点描が粒状に膨らみ、菊花中心部の「沈み」は極めて古調です。
これは輸入呉須（回青）＋在地呉須混用期に顕著な証左です。

付け高台の土質や高台内釉の溜まり方、高台縁の火色等は、百間窯系統の初期造形作だと思います。
出光美術館に同種の蔵品があります。

サイズも大きくとても迫力ある見所の多い珍品だと思います。
是非宜しくご検討ください！