BBCレジェンズ・グレート・レコーディングズ(20枚組)

BBCレジェンズ・グレート・レコーディングズ(20枚組) 收藏

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現在、第4弾まで出ているこのシリーズの最初のもの貴重です。名盤オンパレード!

Disc1
・マーラー:交響曲第8番変ホ長調『千人の交響曲』

ジョイス・パーカー(ソプラノ)
ベリル・ハット(ソプラノ)
アグネス・ギーベル(ソプラノ)
ケルステン・マイヤー(アルト)
ヘレン・ワッツ(アルト)
ケネス・ネート(テノール)
アルフレード・オルダ(バリトン)
アルノルト・ヴァン・ミル(バス)、他
ロンドン交響楽団
ヤッシャ・ホーレンシュタイン(指揮)

録音時期:1959年3月20日
録音場所:ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホール
録音方式:ステレオ(ライヴ)

英国におけるマーラー・ブームのきっかけとなった伝説の名演を、BBCの先進技術が克明に捉えた注目盤。強烈なパッションの持ち主として知られる巨匠ホーレンシュタインは、この演奏会の前年、リーズ音楽祭で、クレンペラーの代役として『荘厳ミサ』を指揮して大成功を収めています。この『千人の交響曲』は、マニアには既に有名なものですが、正規の放送局音源による良い音で聴き直すと、その巨大なスケールに改めて深い感銘を受けます。
Disc2
・ショスタコーヴィチ:交響曲第8番ハ短調 Op.65

レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮)

録音時期:1960年9月23日
録音場所:ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
録音方式:ステレオ(ライヴ)

1960年9月23日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホールにおけるステレオ・ライヴ録音。ヨーロッパ公演旅行中のコンサートを収録したもので、ショスタコーヴィチの第8番はこれが英国での初演でした。そうした重責を担ったこともあってか、ライヴであることを考慮してもここでの演奏には異常なほどのエネルギー感があり、作品の被献呈者で初演者でもあるムラヴィンスキーと、レニングラード・フィルのコンディションが、望み得る最高のものであったことが推察されます。実際、ムラヴィンスキーにはほかに4種のこの作品の録音(1947・1961・1982)と映像(1982)が残されていますが、ホットでパワフルな味わいはこの演奏が最も強烈なのではないかと思われます。
以前は『スターリングラード』と呼ばれていたこの作品は、戦時中に作曲されたにも関わらず、戦争の酷さや悲しみ、虚無感を描いたものとして、壮大・激烈な音響にさえ独特のペシミズムやパロディ感覚、アフォリズムの精神が備わる含みのある重層的な性格を持ち、ショスタコーヴィチの最高傑作と評する向きも多いと聞きます。
ムラヴィンスキーのアプローチは、鋼鉄のような響きと直線的で強靭なフレージングを主軸とした見事なもので、主旋律のみならず対旋律やリズム動機、ソロ・パッセージに至るまで徹底的に彫琢したもので、リアリスティックな音響から作品の途方もなく深い精神が立ちあらわれるさまは、まさにこのコンビならではのマジックだといえるでしょう。 しかも嬉しいのはBBCの収録技術と保存状態が非常に優秀だったことで、このコンビならではの硬質で凄みのあるサウンドがダイナミックに迫ってきます。楽器配置もいつものヴァイオリン両翼型です。
Disc3
『エミール・ギレリス/リサイタル』
・D.スカルラッティ:ソナタ集(K.141, 27, 125, 247, 533)
・J.S.バッハ:イタリア風のアリアと変奏 BWV.989
・シューマン:ピアノ・ソナタ第1番
・チャイコフスキー:6つの小品 Op.19より
・プロコフィエフ:トッカータ

エミール・ギレリス(ピアノ)

録音時期:1957年&1959年
録音方式:モノラル(ライヴ)

ギレリスはソ連の演奏家の中では西側への出入りが比較的自由だったこともあり、1952年末には英国にデビューし、その後、30年以上に渡って繰り返し同国を訪れています。ここに収録されたスカルラッティはギレリスのBBC初録音となった1957年4月のスカルラッティ・プログラムからの選曲で、他の曲はその2年後に収録されたもの。ギレリス最盛期の演奏を、聴きやすい音で楽しめるアルバムです。
Disc4
・ベートーヴェン:荘厳ミサ曲 Op.123

ジンカ・ミラノフ(ソプラノ)
ケルステン・トルボルイ(メゾ・ソプラノ)
コロマン・フォン・パタキー(テノール)
ニコラ・モスコーナ(バス)
BBC交響楽団
アルトゥーロ・トスカニーニ(指揮)

録音時期:1939年5月28日
録音方式:モノラル(ライヴ)

トスカニーニ・ファンに高評価のこの荘厳ミサは1939年の録音ですが、正規音源使用により、年代の割にはまともな音で全盛期トスカニーニの音楽が味わえます。
演奏は、堅牢な骨格を維持して聴衆に力強く訴求する立派なもので、独唱者の声量が自然なのと、サンクトゥスで合唱版が用いられているため、そうした印象がいっそう強くなっているようです。
Disc5
『スヴィヤトスラフ・リヒテル/リサイタル』
・ショパン:バラード第3番
・ショパン:スケルツォ第4番
・ショパン:マズルカ Op.24
・ショパン:舟歌 Op.60
・ドビュッシー:前奏曲第1巻より

スヴィヤトスラフ・リヒテル(ピアノ)

録音時期:1961年7月10日
録音場所:ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
録音方式:モノラル(ライヴ)

リヒテルの英国デビューの年のライヴ録音。その後、数多くの演奏会を英国でおこなうことになるリヒテルによるショパンとドビュッシーの演奏です。
Disc6
1. リスト:ピアノ協奏曲第1番
2. リスト:ピアノ協奏曲第2番
3. リスト:ハンガリー幻想曲
4. ショパン:アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ

スヴィヤトスラフ・リヒテル(ピアノ)
ロンドン交響楽団
キリル・コンドラシン(指揮)

録音時期 1961年7月16日(4)、7月18日(1-3)
録音場所:ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホール
録音方式:モノラル(ライヴ)

1961年リヒテル英国デビューの年の録音。リヒテルとコンドラシンによるリストといえば同時期のPHILIPSへのスタジオ盤があまりにも有名ですが、当アルバムに収録された演奏会音源についても、これまですでに海賊盤でリリースされており、マニアにはその実演ならではのテンションの高さが大いに受けていたものです。組み合わせに『ハンガリー幻想曲』と『アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ』が収録されているのもポイントです。
Disc7
・ムソルグスキー/ラヴェル編:組曲『展覧会の絵』
・チャイコフスキー:交響曲第6番『悲愴』

フィルハーモニア管弦楽団
カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)

録音時期:1961年9月7日
録音場所:エジンバラ、アッシャー・ホール
録音方式:モノラル(ライヴ)

ジュリーニがロンドンで大活躍していた頃のライヴ録音で、オーケストラは、当時多くのレコーディングや演奏会を通じて親密な関係にあったフィルハーモニア管弦楽団。しかも曲目は当時すでに得意演目としていたチャイコフスキーの『悲愴』とムソルグスキーの『展覧会の絵』。モノラルながら聴きやすい音質により、当時の実演のジュリーニの迫力を満喫させる内容です。
Disc8
1. ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番
2. シューマン:チェロ協奏曲
3. ハイドン:ピアノ三重奏曲第30番 Hob.XV:16

ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)
エミール・ギレリス(ピアノ:3)
レオニード・コーガン(ヴァイオリン:3)
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団(1)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮:1)
ロンドン交響楽団(2)
ベンジャミン・ブリテン(指揮:2)

録音時期:1960年(1)、1961年(2)、1959年(3)
録音方式:モノラル(ライヴ)

ロストロポーヴィチと親しかったアーティストたちとの共演集。ブリテンとの味わい深いシューマンは特に聴きものとなっています。
Disc9
『デニス・ブレイン/ライヴ集』
・モーツァルト:ホルン五重奏曲
・ブラームス:ホルン三重奏曲
・ベートーヴェン:ピアノと管楽器のための五重奏曲
・デュカス:ヴィラネッラ
・マレ:バスク風

デニス・ブレイン(ホルン)
イギリス弦楽四重奏団
ブレイン管楽アンサンブル、他

録音時期:1957年2月18日、2月15日、8月24日
録音方式:モノラル(ライヴ)

1957年8月24日、自らの率いる管楽アンサンブルとのエディンバラ音楽祭でのライヴにおいて演奏された、マラン・マレ「バスク人」も収録。彼はこのあと31日のフィルハーモニア管での出番を終えた後、ロンドンへの家路を急ぐ途中の9月1日未明、自らの運転するトライアンフで事故死してしまい、わずか1分程度のこの作品が、ソリストとしての最後の録音となりました。モーツァルトは同年2月18日BBCスタジオでの録音で、ブラームスは2月15日、やはりBBCでの録音です。良質なモノラル録音。
Disc10
・チャイコフスキー:幻想曲『フランチェスカ・ダ・リミニ』
・ムソルグスキー:6つの歌曲集
・ストラヴィンスキー:バレエ音楽『春の祭典』

ガリーナ・ヴィシネフスカヤ(ソプラノ)
ロンドン交響楽団
イーゴリ・マルケヴィチ(指揮)

録音時期:1969年8月26日
録音場所:エジンバラ音楽祭
録音方式:ステレオ(ライヴ)

1962年のライヴながら保存状態も良く鮮明なステレオ録音。有名なEMIのスタジオ盤の3年後の実演ですが、得意演目だけにここでも非常にテンションの高い演奏を聴かせています。あまりの緊張にオケがヒステリックになる箇所もありますが、それがかえってスリルを煽り聴き応え満点。他にヴィシネフスカヤ最盛期の独特な美声が印象的なムソルグスキーの歌曲と、盛り上がりがすごい『フランチェスカ・ダ・リミニ』を収録。
Disc11
・シューベルト:若い尼僧、ばらの花冠、湖上で、花の歌、ゴンドラの漕ぎ手、不幸な男、アマーリア、あこがれ、小川のほとりの若者、ギリシアの神々、亡命者

ジャネット・ベイカー(メゾ・ソプラノ)
グレアム・ジョンソン(ピアノ)

録音時期:1977年10月2日
録音場所:スネイプ、モールティングス
録音方式:ステレオ(ライヴ)

・シューベルト:ラウラへの恍惚、勝利、夕べの星、アティス、夕べの歌、メムノン、消滅、ミューズの息子

ジャネット・ベイカー(メゾ・ソプラノ)
ジョフリー・パーソンズ(ピアノ)

録音時期:1980年9月1日
録音場所:エジンバラ、アッシャー・ホール
録音方式:ステレオ(ライヴ)

ジャネット・ベイカーは、幅広いレパートリーと知性的な歌い口で絶大な人気のあったメッゾ・ソプラノ。二つのリサイタルから有名曲中心に集めた内容となっています。
Disc12
『クリフォード・カーゾン/リサイタル』
・ハイドン:アンダンテと変奏曲ヘ短調
・シューベルト:即興曲集 D.899より第2番~第4番
・リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調
・リスト:ペトラルカのソネット第104番、他

クリフォード・カーゾン(ピアノ)

録音時期:1961年3月、12月(BBCスタジオ)、1961年9月(エジンバラ音楽祭)
録音方式:モノラル

カーゾンの初出音源集。録音嫌いだっと伝えられるカーゾンだけに、ロ短調ソナタのライヴ録音が、有名なスタジオ盤とどう違うかなど興味の尽きないところです。
Disc13
『ダヴィド・オイストラフ/チャイコフスキー&ブラームス』
1. チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調
2. ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調

ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(1)
ノーマン・デル・マー(指揮:1)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(2)
マルコム・サージェント(指揮:2)

録音時期:1960年1月19日(1)、1961年2月26日(2)
録音場所:ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホール
録音方式:モノラル(ライヴ)

1960年代初頭、オイストラフ絶頂期の得意曲ライヴ音源。チャイコフスキーは太く豊かな音に艶も乗って極上、何より歌心に溢れていて聴き応え満点。この独奏に互角に渡り合うデル・マー&ロイヤル・フィルが大健闘を見せて大いに盛り上げます。ブラームスもさすがと思わせる風格を備えた名演。
Disc14
『アルトゥール・ルービンシュタイン/ショパンを弾く』
ショパン:
1. ピアノ協奏曲第2番
2. バラード第1番ト短調 Op.23
3. スケルツォ第4番ホ長調 Op.54
4. アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ、他

アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)
フィルハーモニア管弦楽団(1)
カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮:1)

録音時期:1961年5月16日(1)、1959年10月6日(2-4)
録音場所:ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(1)、ロンドン・ブロードキャスティングハウス・コンサートホール(2-4)
録音方式:モノラル(ライヴ)

ルービンシュタインといえばショパン。ジュリーニとの協奏曲とくに第2楽章では、ギリギリのテンポの溜めとこぼれ落ちるような美音が印象的です。
Disc15
・ケルビーニ:『アナクレオン』序曲
・ワーグナー:ジークフリート牧歌
・ドビュッシー:イベリア
・シューマン:交響曲第4番
・ベルリオーズ:ラコッツィ行進曲

BBC交響楽団
ロンドン交響楽団
ピエール・モントゥー(指揮)

録音時期:1960年、1961年
録音方式:モノラル(ライヴ)

モントゥーは最晩年にロンドン交響楽団の首席指揮者となり、多くの演奏会や録音をおこないましたが、遺された録音はどれも高い水準なのは驚くばかり。ここで聴けるモントゥー80代半ばの演奏も聴かせ上手な仕上がりとなっています。
Disc16
・シャブリエ:歌劇『グヴァンドリーヌ』序曲
・シャブリエ:狂詩曲『スペイン』
・モーツァルト:ディヴェルティメント K131
・ディーリアス:ブリッグの定期市
・サン=サーンス:交響詩『オンファールの糸車』
・ベルリオーズ:歌劇『トロイアの人々』~王の狩りと嵐、他

ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
サー・トマス・ビーチャム(指揮)

録音時期:1955-1959年
録音方式:モノラル(ライヴ)

ビーチャム得意のアンコール・ピースを集めたもの。すべてスタジオ録音がありますが、唯一メヌエットだけが残されているモーツァルトはわずかながら曲数も増えて(全曲は7楽章)、カタログ的には貴重。エネルギーの爆発が凄いシャブリエの2曲を始め、聴かせ所を押さえた演奏はさすが。
Disc17
『ヴィルヘルム・ケンプ/リタイサル』
・シューベルト:ピアノ・ソナタ第6番 D.566
・シューベルト:即興曲 D.935
・ブラームス:4つのバラード Op.10
・ブラームス:間奏曲集
・シューマン:ピアノ・ソナタ第2番ト短調 Op.22

ヴィルヘルム・ケンプ(ピアノ)

録音時期:1972年、1969年
録音場所:ロンドン
録音方式:ステレオ(ライヴ)

ケンプ70代半ば、2つのライヴから真骨頂であるドイツものを収録。ベートーヴェン、チェルニー、リスト、ビューロー、ハインリヒ・バルトそしてケンプと、ドイツ本流に連なる系譜の重み。柔らかいタッチがこの上なく魅力的なシューベルトなど、実に味わい深いピアノです。すべてスタジオ盤でも聴ける内容ですが、ライヴ録音も聴き応え満点。良好なステレオ録音もポイントです。
Disc18
『アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ/リサイタル』
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 Op.111
・D.スカルラッティ:ソナタ集
・クレメンティ:ピアノ・ソナタ Op.12-1
・ショパン:ピアノ・ソナタ第2番 Op.35

アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(ピアノ)

録音時期:1961年、1959年
録音場所:BBCスタジオ
録音方式:モノラル

完璧なテクニックに豊かな詩情と何から何まで理想的なショパン。シンプルなクレメンティは、人を選べば格調高い芸術に生まれ変わる典型とも呼べるもの。そしてベートーヴェン最後のソナタがまた格別です。
Disc19
『アニー・フィッシャー/リサイタル』
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番『月光』
・ベートーヴェン:創作主題による32の変奏曲ハ短調
・ショパン:スケルツォ第3番嬰ハ短調 Op.39
・モーツァルト:ピアノ・ソナタ第14番ハ短調
・コダーイ:マロシュセーク舞曲
・ハイドン:アンダンテと変奏 Hob.XV11:6

アニー・フィッシャー(ピアノ)

録音時期:1958年、1963年、1971年
録音場所:BBCスタジオ
録音方式:モノラル/ステレオ

3つの時期にまたがるBBCスタジオ・ライヴ。最も重要とされるモーツァルトとベートーヴェンはもちろん、母国ハンガリーで師事した、直伝のコダーイとたいへん魅力的な内容。全て正規初出音源。
Disc20
・ショスタコーヴィチ:交響曲第4番ハ短調 Op.47
・ショスタコーヴィチ:組曲『カテリーナ・イズマイロヴァ』、他

フィルハーモニア管弦楽団
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)

録音時期:1962年
録音場所:エジンバラ、アッシャー・ホール
録音方式:ステレオ(ライヴ)

ロジェストヴェンスキーがフィルハーモニア管弦楽団を指揮したエジンバラ音楽祭でのライヴ録音。過激な2曲とも西側初演、しかも作曲者の御前演奏です。特に交響曲第4番は、その演奏史において語り草となっている注目の演奏で、当時のタイムズ紙も、興奮の演奏会の模様を次のように伝えています。「この作品こそまさしく天才の仕事、豊潤な響きと構成要素の多様性とはとんでもなく素晴らしいかぎり。当夜、このとてもやっかいなプログラムに説得力満点の演奏を思い描くのが困難なように、マエストロ、ロジェストヴェンスキーがフィルハーモニアから引き出したよりも輝かしい演奏を想像することはむずかしい。」


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