馬車のボディやシートをつくるメーカーとして、
デンマークで1895年に創業した Niels eilersen 社は、
車輪などを作る際の、曲木の技術を活かして1950年台から
家具の製造を開始しました。
現在では木製家具の製造はしておりませんが、ソファーを
製造しており、アクタスなどでお取り扱いのあるメーカーです。
このアームチェアは60年台にデンマークの建築家であり
家具デザイナーIllum Wikkelso(イルムヴィッケルソー )
によってデザインされたチェアです。
ウェグナーの代表作 The Chairを彷彿とさせるスタイルですが、
背もたれから手すりにかけ、1ピースの木材を蒸気で曲げて
作られているところが大きく違うところです。
また、素材は珍しいエルム(楡)材を使っており、
木目の独特の美しさが目を惹きます。
こちらのビンテージは古いラッカー塗装を剥離してサンディング。
オイルで仕上げています。
また、座面は新しいウレタンともに
国産の高級皮革(Kawazen Santeria /セミアニリン Darkbrown)
で張り替えをお願いしました。張り替え後は未使用の状態です。
サイズは幅60 奥行51 高さ70.5 シート高さ44.5
元々シート高さが48.5センチあったので、脚を3センチ程度
カットしてもらいました。
平均的な日本人がゆったりと座れる高さに加工してあります。
日本での知名度は低いですが、欧米では 2000ユーロ前後の
金額で販売されており、それなりに価値のあるチェアと言えるでしょう。
ダイニングチェアというより、書斎用やラウンジチェアとしてのご利用が
ふさわしいチェアだと思います。
同じチェアを出品しておりますので、そちらもご検討ください。