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《XB-70バルキリー》【1962年製:伝説のメーカー、オーロラ社のスケールキット】オーロラ 1/100 米国超音速爆撃機 XB-70 ヴァルキリー
《XB-70バルキリー》【1962年製:伝説のメーカー、オーロラ社のスケールキット】オーロラ 1/100 米国超音速爆撃機 XB-70 ヴァルキリー [浏览原始页面]
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《XB-70バルキリー》【1962年製:伝説のメーカーオーロラ社のスケールキット】オーロラ 1/100 米国超音速爆撃機 XB-70 ヴァルキリー

商品説明 ■ オーロラ 1/100 米国超音速爆撃機 XB-70 ヴァルキリーについて。
 オーロラ社はアメリカの模型メーカーで、1950年代初めからプラモデルを発売してました。
 特にコミック、TV、映画等の登場人物や怪物をモデル化したモンスターシリーズが人気のメーカーで、ゴジラのプラモデルも日本より先に発売してました。もちろんスケールキットも多数販売してましたが、1977年に廃業した後モノグラムが金型を引き受けモンスター系は一部再販してますが、スケールキットは再販してません。
 そういう意味でも非常に珍しいキットです。スケールが記載されてませんが、以前仮組みして計測した時、全長が1/144で、全幅が1/100くらいと覚えてます。落札者様で確認して頂けると幸いです。
 尚、XB-70の実機解説は英文版Wikiのグーグル翻訳を主体に日本版Wikiで補完した物で、私自身今まで聞いていたヴァルキリの情報と違っていて面白かったです。

 出品したヴァルキリーは、もともと先週出品したレベルの1/200ボーイングSSTのパッケージ内にパーツとパッケージの切り抜きのみで保管していましたのでパッケージ自体ありませんでした。
 このため今回出品するにあたり、パーツが揃っていることを確認してから、新規のパッケージを作ることとしました。このため保存していたオリジナルのパッケージをスキャナで取り込み、A3に収まるよう元絵を配置してA3プリンタで出力し、上箱型に加工しました。またパーツも裸状態でしたので、パーツ毎に纏めて各ビニール袋に梱包いたしました。
 組立説明書には破れがあり、デカールも実際に使用できるかは不明です。
 
*キットについて
 ・今では珍しいオーロラ社のスケールキット
 ・パッケージは切り抜きで保存していたパッケージを元に自作してます。
 ・パーツ確認済み。
 定価 不明
 現在ECサイト上では売ってないようです。

※  出品理由や趣旨については自己紹介をご参照ください。(必読ではありません)

■ ご注意
・無塗装、未組み立て品です。塗料、制作工具、接着剤等は別途ご用意ください。
・パーツリストが無く、パーツが裸で入っていたため、組立説明書を見て全て揃っていることを確認してます。また各パーツはパーツ番号を記載して各ビニール袋を梱包しました。
・パッケージは経年劣化により日焼けやかなりのスレ等の劣化がありますし、一部折れや汚れ、破損が存在しますのでご了承下さい。
・本出品には上記の可能性もありますので、美品や完品がほしい方は、入札をご遠慮下さい。

※ 当出品物は売る事を前提として保管してた物では無い為、新品同様の状態のものもありますし、日焼けや変色、スレ等全体的に劣化している状態のものもあり、全てが同一のコンディションではありません。このため商品の状態を判断して出品してますが、当方で新品同様と判断しても、見落としや落札者様の判断基準と異なる可能性もありますので、どのような状態であっても基本的に「傷や汚れあり」に設定し、開始価格も低めの設定にしてます。
 特に模型については組んで頂くことを前提としてますので、パーツリストのあるものはパーツを確認し、可能な限り本体部分のパーツが揃っているものを出品してます。(欠品している場合は欠品部分の情報と、リカバリ方法のヒントを記載いたします) このためパッケージの状態を特に重視される方は入札をご遠慮ください。
 書籍についても、内容では無く書籍の状態の方を重視される方は入札をご遠慮ください。

■ 同時に下記商品を出品しています。
[艦艇]
・ゴム動力で動く日向:三和模型のお手つきの戦艦日向付き
 クラウンモデル 1/800 BATTLE SHIP SERIES 4 伊勢型戦艦 日向
・バンダイの高デテールスケールキット:米海軍量産型正規空母:2隻入
 バンダイ 1/2000 ネイビーコレクション No.16 エセックス級航空母艦エセックス

[航空機]
・1962年製:伝説のメーカーオーロラ社のスケールキット
 オーロラ 1/100 米国超音速爆撃機 XB-70 ヴァルキリー

[マイティジャック]
・マイティジャックに登場したメインメカと水空両用機
 イマイ マイティジャックシリーズ マイティ号 & エキゾスカウト

[サンダーバード]
・タカラのサンダーバード レスキューメカコレクション。ラジコンにてフルアクション出来ます。
 タカラ 1/144 レスキューメカコレクション R/C フルアクション磁力牽引車

出品一覧(ここをクリック)

入札等に関して このページの記載を熟読ご確認して頂き、十分理解し、了承した方のみご入札願います。

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 また事情をお伝え頂いた場合でも、入金は落札後5日以内にお願い致します。
 3) 新規の方及び出品者様より振込の遅延または落札品の受取処理を行わない等、落札後の問題で悪いの評価がついている落札者様及び前回当方の出品で振込遅延または受取処理遅延メッセージを受けた落札者様は、落札した翌日の13:00迄に振込もしくは振込予定のご連絡をお願いします。翌日13:00迄に振込も振込予定連絡もいただけない場合は、当方よりお問い合わせさせていただきます。以上のお問い合わせをさせて頂いても、落札後24時間以内に何らかのアクションがない場合は入札を落札者様都合で取消させて頂き、次点の落札者様(前述と同様の問題がない方)に落札権を譲渡するか再出品とさせて頂きます。(すいません、何度もいたずららしい入札がありましたのでこの対応とさせて頂きます)

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 1) 同時期(「■ 同時に下記商品を出品しています。」の項目に記載している出品物)の出品物は同梱可能です。(再出品とは基本的に同梱できません)

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 1) 匿名配送及び商品追跡のため、発送はおてがる宅急便(EASY)またはゆうパケットポスト、ゆうパケットプラス、ゆうパケットポストミニを使用します。送料を安く出来ないかとのお問い合わせもありますが、下記の通り定形外の場合匿名配送、商品追跡が出来なくなる為、変更できませんのでご了承下さい。
 2) 日本国内のみで海外発送には対応してません。
 3) 梱包は雨などの水漏れ防止用にビニール袋に包み、梱包箱等に入れます。ただし梱包箱では発送サイズに収まらない、または100サイズを超える大型サイズの場合は、段ボール用紙、またはクラフト紙で梱包して発送します。
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 6) 定形外郵便発送のご質問が何度がございましたが、匿名配送及び商品追跡のため現状定形外郵便を使用する予定はございません。

4.受取処理について
 1) 商品到着後2日(到着後48時間)以内に受取り処理を行ってください。匿名配送の為、商品が落札者様へ届いたかどうかは判りますので、到着してから2日(到着後48時間)を越えて受取処理も無く、受取処理が遅延するご連絡もいただけない場合は、こちらから催促の連絡をさせていただきます。尚、それ以前に催促の連絡があるかもしれませんが、それはシステム側が出力した自動送信です、
 2) 今まで配送の追跡後、商品を郵便局や営業所止め等にしてあると判断した場合は、その週末に受け取るものと判断し、翌月曜日までは催促致しませんが、出来れば受取予定期日のご連絡をお願い致します。何のアクションもない場合は、翌月曜日に催促の連絡をさせて頂きます。
 3) 催促をかけてから24時間以内に何らかのアクションを頂けない場合は、落札者様の評価または前回までの対応に基づき以下のように対処致します。
  (1) 受取処理をしないとの評価がある場合、催促から24時間経過しても何らかのアクションがない場合はブラックリストに登録致します。
  (2) 受取処理をしないとの評価が無い場合、催促から48時間経過しても何らかのアクションがない場合はブラックリストに登録致します。
  (3) 当方のこの出品または以前の出品で支払い、受取処理で2回以上の警告を受けた場合ブラックリストに登録致します。

(注)これまでの取引で極一部の方の対応に問題があり、これまでより入札条件が細かくなったり厳しくなり申し訳ございません。上記条件にご納得頂けない(上記期間内にお支払い、や受取処理が出来ない、もしくはお支払いや受取処理の遅れる理由を連絡するつもりのない等)場合は入札をご遠慮ください。

5.評価について
 1) 評価は、当方に評価いただいた方のみ対応させて頂きます。
 2) 評価不要の方は当方への評価も必要ございません。

6.再出品について(2025/11/30:修正)
 これまで落札されなかった商品やいたずら入札で落札がキャンセルされた商品の再出品を行ってませんでしたが、準備出来次第以下の要領で行う予定です。
 ・即決有り、送料込みでの出品形式の出品となります、掲載期間は未定です。
 ・基本的に即決価格はアマゾンや相場を参考に商品の状態を考慮し設定し、開始価格も即決価格の9割程度とします。
 ・通常出品との同梱は基本的に出来ません。

7.その他
 1) ご質問がある場合は、オークション終了の24時間前迄に行ってください。
 2) 送料も含め値引き交渉は致しません。
 3) 現品しかございませんので、基本的にノークレーム・ノーリターンでお願い致します。
 4) 新規の方や評価が非常に悪い方、また取引に不安を感じる方は、申し訳ございませんが入札を取消させていただく場合がございます。

上記ご確認の上ご検討ください。
送付方法 おてがる宅急便(EASY)
支払方法 !かんたん決済(詳細
実機について ◇ノースアメリカン XB-70 ヴァルキリー
 ノースアメリカン XB-70 ヴァルキリーは米空軍の試作核兵器搭載・深侵攻型超音速戦略爆撃機で、2機のみ試作されました。

・開発の経緯
 1950年代前半、当時の核爆弾の重量は数トン級で、この核爆弾を米国からソ連まで運搬するには大型で長距離飛行可能な爆撃機が必要でした。当時ボーイング社はMX-2145有人ブーストグライド爆撃機(大気圏突入軌道の一種として上層大気の揚力を利用して飛行する爆撃機)プロジェクトを進めていましたが、核兵器搭載爆撃機には十分なペイロードと長距離航続性能以外にどのような機能が必要かを調査するため、1954年1月にランド研究所と共に研究した結果、更に投下した核爆弾の爆発から逃れるための超音速性能も必要であると結論しました。
 また1940年代半ばより、原子核力推進式長距離爆撃機への関心が高まってました。通常のジェットエンジンはジェット燃料で空気を加熱しそれを噴射することで推力を得ますが、原子核力の場合、原子核炉の熱で空気を加熱し推力を得る為、数ヶ月間持続して飛行する事が可能です。このため通常のジェットエンジンは離着陸やダッシュ時に使用するのみとし、核推進エンジンとジェットエンジンの併用した設計が多かったようです。
 この他にホウ素を豊富に含んだ「ジップ燃料(高エネルギー燃料:HEF)」の利用も考えられてました。この燃料の場合通常の燃料より4割出力を増加でき、また既存のジェットエンジンを改良するだけでよく超音速戦略爆撃機に向いているとされました。
 米空軍は1955年B-52のペイロードと航続距離、B-58ハスラーの超音速性能を組み合わせた新型爆撃機に関する一般運用要件第38号を発行しました。 この新型爆撃機は核動力型(WS[ウェポンシステム]-125A)と通常ジェット型(WS-110A)の2つの設計が検討され、1963年に就役する予定でした。
 ARDC(米空軍航空研究開発司令部)のWS-110Aに対し、ペイロードが23,000Kgで、航続距離は片道7,400Km、巡航速度はマッハ0.9、戦闘空域進入後はマッハ2以上で1,900Kmの戦闘行動が取れることが要求仕様でした。
 1955年7月、WS-110Aの調査入札に契約業者が6社選定され、このうちボーイング社とノースアメリカン・アビエーション社が提案書を提出し、1955年11月8日にフェーズ1開発の契約を獲得しました。
 1956年半ばに両社とも初期設計案が提出されました。この爆撃機案は細部は違うものの、両社とも似た構成で、菱形状の小型超音速爆撃機部本体部を主翼中央部に搭載し、その主翼左右中央部にB47の胴体ほどの巨大な燃料タンクを搭載してます。この状態で飛行し、戦闘空域に達すると中央の小型超音速爆撃機部が切離され、目標まで超音速で突入して爆撃を加えるというものでした。尚、この巨大爆撃機の離陸重量は340tに迄達する予定でした。 当時の米空軍戦略航空軍団司令官カーチス・ルメイは、「これでは飛行機ではなく、三機編隊だ!」と激怒し、両社に再設計を行わせました。
 このころ超音速飛行の技術は急速に進歩しており、ナローデルタ翼が超音速飛行に適した形状と定着しており、またジェットエンジンを超音速飛行に最適化すると、亜音速時に比べて燃料消費量が倍となるものの、推力は4倍となることが判り、全行程を超音速で飛行できると推察され、風洞実験等でも実現の可能性があることが示唆されました。
 これらの研究結果に基づき両社ともWS-110を全行程マッハ3で飛行できるよう再設計し、アフターバーナー使用時にジップ燃料を使うことでさらに航続距離を伸ばしました。結果両社とも細長い胴体と大型のデルタ翼を備えた案を提出しました。両社の大きな違いはエンジンの取付方式で、ノースアメリカンは6基のエンジンを機体後部下部のダクト内に纏めて配置しましたが、ボーイングは独立したポッド方式としました。
 ノースアメリカン社は更に研究を重ね、NACA(NASAの前身)の1956年の風洞実験報告「高超音速飛行において高い揚力・抗力比を実現する航空機構成」を発見し、これも設計に取り入れました。
 これは現在では圧縮揚力と言われるもので、デルタ翼機体の下側にくさび状の部位を設けることで、その部分から発生する衝撃波を高圧空気として翼下面で捉え更なる揚力を生み出すことで、超音速時のクルージングレンジを飛躍的に伸ばす事を可能としました。更に超音速飛行時には方向安定性が不足し、空力中心が後方に移動をするため、超音速飛行時には主翼両翼端を降り下げることで、翼端間の衝撃波を閉じ込めて高速時の方向安定性を向上させ、尚且つ平均揚力点の自然の後方移動を相殺することでトリム抗力も減少しました。
 1957年9月18日にWA-110Aの巡航速度をマッハ3.0~3.2、目標高度21,000~23,000m。最大航続距離16,900Km、総重量220t以下の運用条件で、設備はB-52と同じ格納庫、滑走路、操縦手順を使えるよう要請しました。
 1957年12月23日にノースアメリカンの案が採用され、1958年1月24日にフェーズ1開発の契約が行われました。
 1958年2月にWA-110AはB-70(XB-70)となり、一般公募により愛称はヴァルキリーと名付けられました。
 1958年12月にフェーズ2契約が行われました。

・開発の縮小
 1950年代迄は、爆撃機に対する有効な対抗手段は迎撃機と対空砲だけでした。このため高高度を高速で飛行する航空機は、ブリップ・スキャン比と呼ばれる効果によりレーダーに捕らえにくく、例えレーダーで捕らえられても敵基地上空を短時間で通過するため、敵の迎撃準備が整う前に射程外に脱出できました。特に対空砲による迎撃は第2次大戦中より実質的に無力とされており、米英は大戦終結前より迎撃ミサイルの開発を着手してました。(英国のグリーンメイスは高高度対空砲による迎撃システムを開発してましたが、1957年に開発を終了しました。)
 このため有効な迎撃ミサイルが出来るまでは、高高度高速軍用機を迎撃する手段は迎撃用戦闘機のみでした。
 しかも1950年代後半までは低速でありながら高高度を飛行できるU-2偵察機をソ連の迎撃機は撃墜することが出来ませんでしたが、迎撃ミサイルが実戦配備されることにより状況は大きく変わりました。
 迎撃ミサイルは有人戦闘機のようにパイロットが搭乗する時間や高負荷G等考慮する必要性が無いため、迅速な迎撃態勢を取ることが可能でした。これにより1960年ソ連の誘導防空ミサイルSA-75 トヴィナはゲーリー・パワーズ操縦のU-2を撃墜しました。
 このため、敵地への侵入方法は高高度超音速爆撃より低空度侵入爆撃へと移行し始めました。低空侵入であれば地形に隠れる事で地上レーダの探知距離が狭まり、また当時の誘導対空ミサイルが高度600m以下の迎撃が出来なかったためです。更に当時のソ連の戦闘機は下方監視機能(ルックダウン/シュートダウン)がなく、搭載レーダーでを低高度目標を探知しようとしても地表の反射で目標が判別出来ないため、低空で侵入する爆撃機を事実上検出できませんでした。
 ただ米国戦略空軍は高高度高速での効率性を重視して編成されており、財政的にも逼迫してました。特にB-47ストラトジェットに代わり導入されたB-58ハスラーは開発と購入に莫大な費用がかかり更に運用費用はB-52の三倍にも達しました。ましてやB-52の代替えとなるB-70は高高度超音速性能の開発にB-58を越える膨大な費用をかけており、確かにB-70は高高度ではB-52の四倍ものスピードが出せましたが、低空域ではマッハ0.95に制限された為、B-52より多少速い程度でした。更にペイロードや航続距離はB-52より劣り、唯一の利点は戦闘空域までは超音速で飛行できるという事だけでした。
 更に大陸間弾道ミサイルに対しての爆撃機部隊の存在意義は、空中で待機できる為に敵の先制攻撃を受けない事だけでした。
 1959年11月16、18日の会議に於いて、B-70をソ連の鉄道移動式ICBMの偵察と攻撃に使用することを提案しましたが、その場合ソ連はB-70をロケット弾で迎撃可能であると結論づけられ、B-70の開発計画は必要最低限の研究開発プログラムに格下げられました。
 更に時の米国大統領アイゼンハワーは既知の軍事施設を攻撃するならICBMのみで必要十分とし、B-70プロジェクトを試作機1機の製造に縮小し、F-108等のサブシステムの開発計画は中止されました。
 ところが1960年の大統領選に於いてジョン・F・ケネディ及びニクソン大統領候補はアイゼンハワーと共和党が実施してきた防衛力の弱体化を指摘し、B-70開発計画への増資を約束しました。
 これにより空軍はB-70開発プログラムを完全な武器開発に変更し、1960年8月にXB-70プロトタイプ1機とYB-70 11機の契約を交付しました。
 1961年1月に大統領に就任したケネディは、B-70プロジェクトを再考した結果、B-70が敵の防衛戦を突破できる見込みがなく不要かつ経済的に正当化できないとして計画を中止しました。しかし大型超音速輸送機に関する空気力学、推進力、その他の高度な調査・研究用としてXB-70プロジェクトを進めることとしました。
 1961年3月、生産発注は試作機をXB-70 2機とYB70 1機の合計3機に削減され、YB-70にはXB-70からの改良が盛り込まれる予定でした。XB-70は1号機にAV-1、2号機にAV-2、YB-70にはAV-3と名付けられ、AV-1は1964年5月7日に完成し、1964年5月11日にカリフォルニア州パームデールでロールアウトしました。AV-2は1964年10月15日に完成しましたが、AV-3は完成前の1964年7月に中止されました。
 AV-1は1964年9月に初飛行を行い、その後も多くの試験飛行が行われました。
 XB-70の試験飛行と航空宇宙材料開発のデータは、後のB-1爆撃機計画やボーイングSST計画に利用されましたが、スパイ活動を通じてソ連のツポレフTu-144SST計画にも利用されたと思われます。
 更にソ連の超音速迎撃機戦闘機Mig-25は、このXB-70への対応のため開発されたと言われてますが、実際にはロッキードSR-71ブラックバード 偵察機への対応だったようです。
・XB-70の機体概要
 XB-70の基本構造は、先ほど述べたように細長い胴体にナローデルタ翼を付けた構造で、機首部分にはカナード(前翼)が付いてました。通常カナードは失速を防ぐため主翼の1部と重なる位置に取付けてますが、XB-70の場合は主翼と離れた位置に取付けられてます。これはXB-70のカナードが、機体のバランスを取り安くする為です。
尚、実際XB-70の細かな機体バランス調整は燃料タンク内の細かな燃料移動により実現してます。
 XB-70の風貌上部前面はコンコルドと同様に離着陸などの低速時に視界を確保するため凹んでおり、高速時には持ち上がりフラットになります。
 XB-70の機体は、マッハ3での巡航時に表面温度が平均230度、前縁端では330度、エンジン部は最大540度迄に達するため、機体本体はステンレス系合金によるハニカム構造となっており、翼端など高温部のみチタンを使用しました。 ただし熱による金属部分の収縮により塗装が剥げ落ちるトラブルが頻発するため、飛行中の挙動には著しく制限が加えられており、機動性は旅客機以下とある意味脆弱な機体だったようです。(SR-71も同様な問題を抱えてました)この為予めプログラムされたコース以外を飛行することが困難で、弾道ミサイルに対する優位点を失うこととなりました。
 機体下面後部にはGE(ゼネラル・エレクトリック)社製のアフターバーナ付きGE YJ93ターボジェットエンジンが6基搭載されてます。アフターバーナー使用時には先ほど解説したジップ燃料を使う予定でしたが、ジップ燃料は毒性が高く、しかも腐食性と研磨性も高くエンジン部の可動部品の摩耗を増加させる等、有毒で整備を困難にした為、高高度・低温化にも適した新規燃料であるJP-6に切り替えられました。
 コックピットは完全与圧式でしたが乗員は与圧服を装着して搭乗しました。XB-70には爆弾倉が無いため機長と副操縦士の2名ですが、次のYB-70では爆弾倉も搭載するため航法士と爆撃手も搭乗する予定でした。それぞれの座席は緊急時の脱出用として脱出カプセル(モジュール式脱出装置)方式となっており、非常時には上下よりカバーが座席を回り込み乗員を収容しカプセルごと射出します。またコックピット内の与圧が失われても使用可能で、この脱出カプセル内から操縦も可能となってました。

・運用履歴
 XB-70 AV-1の初飛行は1964年9月21日で、パームデールとエドワーズ空軍基地間で行われました。
 この飛行試験時に着陸装置の故障警告が出たため、脚を出した状態で飛行しました。この時の飛行速度は630Km/hに制限されました。また着陸中に、左舷主脚の後輪がロックし、タイヤが破裂して火災が発生してます。
 XB-70 AV-1は、1964年10月12日に行った3回目の試験飛行でマッハ1.1に達しました。
 1964年10月24日の試験飛行では40分間超音速飛行を行い、両翼の翼端部分も下げて飛行しました。
 1965年10月14日には高度21,000mでマッハ3.02に達しました。しかし超音速飛行中にハニカムパネルが破損し剥がれる事故が2回発生したため、最高速度をマッハ2.5に制限されました。ハニカムパネルの破損は新素材の製造と品質管理の経験不足によるものでしたが、2号機でほぼ解決しています。
 XB-70 AV-2の初飛行は1965年7月17日に初飛行が行われました。
 XB-70 AV-2は1966年1月3日には高度22,000mでマッハ3.05に達しました。
 XB-70 AV-2は1966年4月12日にはマッハ3.06で約20分間飛行しました。
 XB-70 AV-2は1966年5月19日にはマッハ3.06に達し、マッハ3で約32分間飛行し、総飛行時間91分で3,200Km飛行しました。
 尚、XB-70の最長飛行時間は 1966年1月6日の3時間40分、最高速度マッハ3.08、最高高度23,000mでした。
 国家ソニックブーム計画の為、NASAと米空軍は1966年11月3日(この日付だと既にAV-2が失われれているので、開始日は1966年6月3日ではないか?)~1967年1月31日の間共同研究が実施され、ソニックブームの強度と特徴が測定されました。この試験にはAV-2が選ばれ、1966年6月6日に最初のソニックブーム試験が行われ、高度22,000mでマッハ3.05に達しました。2日後AV-2は事故で失われました。
 XB-70 AV-2は1966年6月8日にゼネラル・エレクトリック製エンジンの宣伝用ビデオ作成のためF-104等5機編隊で飛行し撮影を行った後にF-104がXB-70の尾翼に衝突した為墜落しました。この事故ではF-104のパイロットが死亡し、XB-70の副パイロットも脱出に失敗し死亡しました。機長は脱出ポッドで脱出できたものの着陸時にエアバックが開かず重傷を負いました。
 構造力学の制御についての調査を行う為第2次飛行研究プログラムが1967年4月25日~1969年2月4日までXB-70 AV-1で行われました。 最後の超音速飛行は1968年12月17日に行われ、1969年2月4日にライト・パターソン空軍基地(現在の国立空軍博物館)への最終飛行を行いました。

・B-70の各タイプ変種
1) XB-70A: B-70の試作機。2機が製造された。
(1) AV-1:160時間16分にわたる83回の飛行を完了しました。 今も展示中です。
(2) AV-2:1966年6月に墜落するまで、92時間22分にわたって46回飛行しました。
2) YB-70: XB-70をベースに改良を加えた計画された試作型。
(1) AV-3:1961年3月に最初のYB-70Aとなる予定でしたがキャンセルされました。
3)B-70A:ヴァルキリーの計画された爆撃機生産型。最大65機を製造する予定でした。
4) RS-70:B-70の偵察攻撃型で、キャンセルされました。

・要目
・全長:56.39 m
・全幅:32.00 m
・全高:9.14 m
・航続距離:12,200 km
・上昇限度:22,100 m
・運用重量:242,536 kg
・最大離陸重量:245,847 kg
・エンジン:GE(ゼネラル・エレクトリック)製 YJ93-GE-3 ターボジェットエンジンx6基
・最高速度:マッハ 3.08
・航続距離:6,899 km
・最大運用高度:23,580 m

・WA-125について
 WA-110と同時に計画された原子核力超音速長距離爆撃機を使用するWS-125は、1956年に、GE(ゼネラル・エレクトリック)社がコンベア社と、P&H(プラット・アンド・ホイットニー)社はロッキード社と提携し、エンジンと機体の競争開発を行いました。
 GE社の直接空気循環方式は、ジェット燃料の代わりに核反応の熱を利用する方法で、燃焼室を持たないジェットエンジンに似た構造をしてます。
 これは圧縮機により高温化した圧縮空気を核炉の炉心に送込む事で、更に加熱されると同時に炉心が冷やされ、そこを通過した空気が今度はタービンを通して膨張し圧縮機を駆動した後高速で排気することで推力を生みだす方式です。(放射能をまき散らしそうな方式ですね)
 P&W社の間接空気循環方式は、圧縮機から送られた空気を、炉心で加熱された水や液体金属等を使った熱交換器により加熱し、その空気をタービンに通し排出することで推力を生乱す方式です。直接炉心に触らないので、直接空気循環式より放射能汚染の可能性は小さいですね。
これらの開発には10億ドルかけエンジンの開発実機試験まで行いましたが、1961年3月28日にジョン・F・ケネディによりプロジェクトは中止されました。
インフォメーション  ◆大和型戦艦の模型に関しては「ワタ艦同人誌情報」に下記の大和型戦艦模型の情報を掲載してます。オンラインPDF版(サイズ超大)とダウンロード版(ZIP)を置いてますのでご興味があれば覗いてみてください。
 ● 大和型軍艦の模型史考2015~2022(2015年以降の大和型軍艦模型をまとめたもの)
 ※ 現在体調不良の為、更新が伸びていますので、大和型軍艦の模型史の更新はもう少しお待ちください。
 ● 大和型軍艦の模型史考2015 (2015年迄の大和型軍艦模型をまとめたもの)


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