■『懐かしの昭和30年代図鑑』奥成達著。
ながたはるみ挿画。2005年初版カバー帯です。昭和30年代を共有する方なら誰氏もが感涙する場面や情況が綴られて居ます。
■因みに写真⑥の魚肉ソーセージは確かに当時は御馳走でして、私なぞ貧乏所帯の息子の下校後のおやつは決まって
　　　【煮干しの頭から丸かじり】
でして、お陰様で骨格は頗る丈夫に為りましたね。なので偶に魚肉ソーセージに有り付けるともう欣喜雀躍で大喜び。魚肉ソーセージの両端の金具を歯で喰い千切ると、後はズボンを脱がす様に赤い Vinyl をズルッと下に捲って、露わに為ったピンク色の肉塊に齧り付く。何だか風俗小説の嫌らしい場面描写みたいですね。もう止めましょう！。(笑)
■兎まれ読んでみて下さい。昭和30年代は砂漠の中で満面の水を湛えた心のオアシスです。
●新刊書店で購入後一瞥、爾後は書架に保存して居りましたが、保存の失敗でカバー帯背が褪色して居ます。
●全253頁。書き込みしてません。
●古物に殊更神経過敏な方には不向きです。回避為さるのが賢明かと思われます。爾後のClaim御容赦下さい。
●取引に際しては私の自己紹介欄をお読み下さい。

（2025年 9月 1日 8時 59分 追加）
■因みに私の某小学校の頃の給食は、横浜市内でも「お数」が取分け美味い事で評判でしたが、　　
　　　「出された物は全部平らげる事」
を担任から強制されまして、好き嫌いが激しい男子女子が、鯨肉の竜田揚げ・豚の脂肉の塊etcを、
　　「先生ッ、是私、食べられません！」
等と頑なに拒否すると、熱り立った担任の先生から理不尽にも、
　　『ならパンの中に入れて持って帰れ！』
と謂われ、泣く泣く立方体のパン一斤の中身を穿り、其処に嫌いなお数を詰め込んで、布巾に包んで自宅に持ち帰えされましたね。一番酷かったのは無理難題にも拘らず、
　　　脱脂粉乳(戦後のGHQの配給で
　　　南京豆の萎びた臭いがする奴)
をパンの中に注がせた事です。今で云えばPower Harassmentですね。女子の中にはわんわん泣き出す者も現れました。↑↑↑本当の話です。
併し、昔は先生の云う事は絶対でしたから、父兄は微塵も文句を言えず、
　　　「お前の好き嫌いが悪いんだ」
で終息。私なぞ子供の頃は豚肉が一切喰えなかったので、オエッと嗚咽を伴い乍ら丸呑みしてましたね。皆さんの学校はどうでしたか？。(笑)