【Levi’s リーバイス 557 3rdタイプ デニムジャケット/リーバイスジャパンK.K ヴィンテージ復刻ライン/香港製 1998年7月製/サイズ40】
■ Levi’s(リーバイス)の始まり ―― すべては「作業着」だった
リーバイスの歴史は、
ファッションでもトレンドでもなく、
“労働”そのものから始まったブランドです。
1873年、
ドイツ系移民であった リーバイ・ストラウス と、
仕立屋の ジェイコブ・デイヴィス が考案した
「リベット補強によるワークパンツ」。
これが世界初のジーンズであり、
現在に続く Levi’s(リーバイス)の原点です。
当時のアメリカは、
ゴールドラッシュ、鉄道建設、開拓の真っただ中。
過酷な労働環境に耐える衣服が求められていました。
リーバイスが作ったのは、
“おしゃれな服”ではなく、
破れない、壊れない、最後まで使える服。
この思想は、
その後に誕生するすべてのリーバイス製品に
一貫して流れ続けることになります。
■ デニムジャケットの誕生 ―― 506XX(1st)
20世紀初頭、
ワークパンツと並び、
労働者の上半身を守る衣服として誕生したのが
デニムジャケット。
1936年、
現在「1st」と呼ばれる
506XX が登場します。
・シングルポケット
・フロントプリーツ
・ウエストアジャスター
・極端に短い着丈
すべてが「作業効率最優先」の設計。
この時点では、
まだ“街で着る服”という概念はなく、
完全に ワークウェアとしての存在でした。
■ 進化と洗練 ―― 507XX(2nd)
1950年代に入ると、
アメリカ社会は戦後の成長期へ。
そこで登場したのが
507XX(2ndタイプ)。
・両胸ポケット
・より安定したシルエット
・実用性とデザイン性の両立
506XXの無骨さを残しつつ、
完成度を一段階引き上げたモデルです。
この頃から、
デニムジャケットは
「作業着でありながら、日常着としても成立する」
存在へと変化していきます。
■ 完成形としての 557XX(3rd)
そして1960年代。
ついに登場するのが
557XX(通称3rdタイプ)。
このモデルで、
リーバイスのデニムジャケットは
現在まで続く基本形に到達します。
・ウエストアジャスター廃止
・フロントプリーツ整理
・洗練されたV字切り替え
・バランスの取れた着丈と身幅
ワークウェアの要素を削ぎ落とし、
“普通に着られるデニムジャケット”として
完成したモデル。
ここから先、
70505へと続く系譜はありますが、
思想的には 557が完成形 と言って差し支えありません。
■ 日本での復刻と、ややこしすぎる番号問題
今回出品するこちらは、
その 557XX(3rdタイプ)を日本で復刻した一着。
しかもただの復刻ではなく、
リーバイスジャパンK.K 時代のヴィンテージ復刻ライン。
これは現在の
Levi’s Vintage Clothing(LVC)が誕生する前、
日本独自で展開されていた
“本気のヴィンテージ再現シリーズ”です。
ただし、
ここで多くの人を混乱させる問題が出てきます。
それが
557/557XX/71557 問題。
紙パッチには
「557」と表記されていますが、
本来のヴィンテージ正式名称は
「557XX」。
しかし当時、
本国リーバイスの商標管理・呼称制限により、
日本企画の復刻ラインでは
「557XX」「501XX」といった名称を
そのまま使うことができませんでした。
その結果、
・501XX(30年代復刻) → 702
・507XX → 71507
・557XX → 71557
という、
一見意味不明なロット番号が生まれます。
本品も品質表示タグ上では
71557-03 と表記されていますが、
これは 557XX(3rdタイプ)復刻を示す管理番号。
慣れていないと混乱しますが、
逆に言えば、
この事情を理解している人にとっては
非常に“分かっている復刻” でもあります。
近年、
このリーバイスジャパンK.K期の復刻が
再評価されつつある理由も、
まさにここにあります。
■ 個体としてのディテールと魅力
・557 3rd特有のシャープなV字切り替え
・フラップ付き胸ポケット
・無駄を削ぎ落とした腰回り
・自然な縦落ちを感じるデニム表情
生地は過度なムラ感を狙ったものではなく、
当時らしい素直で育てがいのあるデニム。
派手さはないですが、
着込むほどに
「ちゃんとした色落ち」をしてくれるタイプです。
ボタン裏刻印は確認できず(消えかかり)。
品質表示タグより
MADE IN HONG KONG(香港製)、
1998年7月製。
この年代の香港製は
縫製・生地ともに安定感があり、
着用目的として非常に優秀です。
■ サイズについて
サイズ表記:40
557系では特に需要の高いサイズです。
■ 実寸(平置き)
・肩幅:46cm
・身幅:53cm
・袖丈:60cm
・着丈:57cm
素人採寸ですので多少の誤差はご理解下さい。
■ まとめ
・オリジナル557XXは高騰しすぎ
・LVCは価格も気も使う
・でも「ちゃんとした557」を着たい
そんな人にとって、
この リーバイスジャパンK.K期の557復刻は
非常に現実的で、しかも通好みな選択肢です。
分かる人にはちゃんと伝わる。
でも、知らない人が見ても
「良いデニムジャケット」に見える。
そんな一着です。
ゆうパケット匿名配送・送料無料。
他にも多数出品しております。
リーバイスは特に、557XX・70505系を中心に、
アメリカ製、カナダ製、メキシコ製、日本製、
ユーロリーバイス(フランス製・チュニジア製)なども出品しております。
イタズラ落札防止のため、
落札後24時間以内のご連絡、48時間以内のお支払いをお願いいたします。
事情がある場合は事前にご相談ください。
商品到着後は速やかに受取連絡をお願いいたします。
よろしくお願い致します。
(2026年 1月 27日 20時 11分 追加)DU76-6500