★入手困難!故今井誠造作カスタム★トラウト&バード★スタッグハンドル★オリジナル本革シース・ストラップ付を出品いたします。
本品は日本を代表するナイフ職人、今井誠造さんによってハンドメイドで製作された「トラウト&バード カスタムナイフ」です。
今井誠造さんは、関市の刃物文化を背景に持ち、実用刃物としての完成度と、工芸品としての節度を併せ持つ作風で知られていました。
残念ながら2014年2月、69歳で惜しまれつつ亡くなられました。晩年、長く療養されており、ナイフ作成に携わられた期間は比較的短く、その分作品はとても希少性があり愛好家の間でも珍重されています。
本作は、彼の数ある作品の中でも特に実用性と携行性のバランスが高く評価されるモデルであり、現在ではオークションなどの流通市場でしか入手できない、希少な一本です。
■ トラウト&バードナイフという完成された思想
「Trout & Bird(トラウト&バード)」という名称は、単なるモデル名ではありません。
これは英語圏のナイフ文化において、
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マス類などの魚の処理
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鳥類・小型獣の下処理
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フィールドでの軽作業全般
を一手に担う、小型・高精度・万能ナイフを意味する言葉です。
今井誠造さんのトラウト&バードは、このコンセプトを日本的な精度と刃物観で再解釈した一本と言えます。
刃は過度に主張せず、しかし実際に使うと「刃物としての正しさ」がはっきりと伝わってくる。
そうした静かな完成度が、このナイフの最大の魅力です。
■ デザインと刃体構成について
ブレードは細身でありながら、必要十分な剛性を確保した設計で、刃厚は約3mmと、軽作業用ナイフとして理想的なバランスです。
切断時に刃がブレず、魚の身を引き裂くことも、鳥肉の関節に余計な力を加えることもありません。
これは「見た目」ではなく、実際に使うことを前提にした刃付けと熱処理が施されているからこそです。
今井誠造さんのナイフが、使われるほど評価され、結果としてコレクターズアイテムになっていった理由が、この一本にも確実に宿っています。
■ 携行性という、もう一つの完成度
本体重量はわずか 約60gで、オリジナルの本革シースと本革ストラップを含めても 約100g という軽さです。
これは数値以上に、実際に手に取った瞬間に驚かされるポイントです。
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ポケットやバッグに入れても負担にならない
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フィールドで首から下げても邪魔にならない
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長時間携行しても疲労を感じにくい
まさに「持っていくことをためらわせないナイフ」と言えるでしょう。
※ただし明確な目的なく保持、携帯すると銃刀法違反となりますのでご注意ください。またすぐに取り出せないよう厳重にくるむなど、携帯の仕方にもご注意ください。
使われないコレクションではなく、アウトドアに持ち出され、使われるための設計思想が込められています。
■ サイズ・スペック(実測)
以下はすべて実測値です。
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全長:約 165mm
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刃長:約 78mm
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身幅:約 16mm
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刃厚:約 3mm
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重量(本体のみ):約 60g
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重量(本革シース・ストラップ含む):約 100g
このサイズ感は、「小さすぎず、大きすぎない」トラウト&バードナイフの理想形と言えるでしょう。
鋼材は、おそらくATS-34(当時の高級ステンレス鋼)です。
※購入時の説明および制作年代・流通実績から判断しています。
今井誠造さんのトラウト&バードは1980年代後半から1990年代にかけて製作されたものが中心で、この個体もまさにこの時期の作品です。
ATS-34とは、米国製の高級ステンレス鋼で現在のCPM-154 / RWL-34 の元祖と言われている鋼材です。
硬度はHRC 59〜61程度、粘りと耐摩耗性のバランスが非常に良く、またフィールドでの再研磨が可能とアウトドアナイフに最適な特性を持っています。
ATS-34は1980〜90年代の「高級ナイフ鋼の代名詞」であり、当時の鋼材の中で最も信頼性が高く、実用と耐久を両立できた鋼材でした。
今井誠造さんは一貫して、「過度な硬度競争をしない」、「研ぎ直しやすさを重視」、「実際に使える」ことを重視されていましたので、ATS-34をよく使っておられました。
鋼材の特徴として赤錆がほぼ出ず、また研ぎ感としては白紙ほど食いつかず、VG-10より軽いということがあります。
■ 状態について
本品は、購入以来大切に保管してきた、ほぼ未使用の品です。
試し切りで紙を切った以外は実際に物を切ったことはほとんどなく、使用は極めて限定的です。
ハンドルはスタッグ製で、極めて良好な状態で、ほぼ購入時の状態を保っています。
刃先の欠けや刃線の乱れは全くなく、またシースの破損や劣化もほとんどありません。
コンディションとしては非常に良好であり、「35年の保管を経た実用品として、極めて健全な状態」と評価できる一本です。
ただし、
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製作から年数が経過していること
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天然素材・革製品であること
から、経年による軽微な汚れ・ごく小さなスレや傷は見受けられます。
そのため、いわゆる「完全なミントコンディション」ではありませんので、その点はあらかじめご了解ください。
■ 付属品について
いずれも購入時からのオリジナル品です。
特にシースは、このナイフの世界観を完成させる重要な要素であり、単なる付属品以上の価値があります。
■ 来歴について
本品は、私自身が約35年前にナイフ専門店にて新品購入したものです。
購入後は、ほとんど使用せず、湿度・環境に配慮し大切に保管してきました。
私一人で保有してきたワンオーナー品であり、来歴のはっきりした個体です。
■ 今、あらためて評価される理由
今井誠造さんの作品は、過剰な装飾を持たす、流行に左右されず、「使う」という一点に誠実であったがゆえに、時代を超える評価を得ています。
このトラウト&バードナイフもまた実用品として製作・販売され、それゆえに数が減っていき、今では良品の入手が難しくなった逸品です。
本品は、
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日本の刃物文化を背景に持つ名工の作
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実用性と携行性を極めたトラウト&バードナイフ
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良好なコンディション
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オリジナルシース・ストラップ付属
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来歴明確なワンオーナー品
という条件が揃った、コレクターにも、実用家にも価値ある一本です。
今後、新たに生み出されることのない作品だからこそ、この機会にぜひご検討ください。
※注意事項
中古品・長期保管品であることをご理解のうえ、状態については画像と説明文を十分にご確認ください。
ノークレーム・ノーリターンにてお願いいたします。
なお、同等の品が安値でネット販売されている(ように見せている)ことがありますが、これらは残念ながらほぼすべて詐欺サイトですので、くれぐれもご注意ください。
実際に私もこのようなサイトで試しに支払ってみたことがありますが、もちろん品物は届かず、連絡先として書いてある会社も全く無関係のところでした。
貴重なナイフを安値で販売している時点で怪しいとご判断いただき、信用できるお店やサイトで購入されることをお勧めいたします。