高知市内で、スナックの店長を任されている「ジョー君」・・・・・。「なんにも無いから行くな・・・。マンボー以外、何もない」と地元高知の人から耳打ちされた事もある「高知県海沿いの東部地域」・・・・・。そんな海沿いの東部地域の中心地「安芸（あき）」から出て来て、高知市内のスナックの店長を任されている「ジョー君」に、某は、言ってはいけないことを言ってしまいました。
「しかし、それにしても、ジョー君・・・、高知に美味いもんは何もないねえ・・・・・。米は、日本で一番まずいし、カツオのたたきも、薬味とポン酢でかろうじて食べられるが、それがなければ、生臭いだけだし・・・・・」と言うと、ジョー君は、驚きと怒りの表情を浮かべ、しばらく考えた後、「近くに、ハンバーグの美味しい店があります。ぼくの生涯で一番おいしかったです・・・・・」と自信満々に言いました。「えっ、高知でハンバーグ？」と思いましたが、「生涯で一番」というフレーズが胸に刺さり、仕方がないので、翌日、その店に行ってみる事にしました。
しかし、出されたハンバーグをナイフとフォークで・・・、いや、失礼、お箸で食べてみて、あまりのクオリティーの低さに苦笑いが出ました。なんか、昭和の時代、スーパーの冷凍食品売り場でよく安売りされていた「マルちゃんのハンバーグ」を2つほど潰して、もう一回丸め直したような、フニャフニャのハンバーグが出てきたのです。これじゃ～、今時、ファミリ―レストランのハンバーグの方がよっぽど美味しいと思いました。やっぱり、ハンバーグは、表面はそこそこカリっとしていて、ナイフを入れると、中からはうま味溢れるお汁がジュワ―とにじみ出るような出来栄えでなければなりません。
その日の晩、再び、ジョー君のスナックに行き、「先日のおにぎり屋に引き続き、ハンバーグもしょぼかった・・・・・」と言ってあげると、間髪を入れず、「ふるさとの安芸（あき）なら、上手い食べ物がたくさんあります」と意地になって言ってきました。野球なら、２ストライクの状態・・・・・、サッカーなら、イエローカードが２枚出ている状態でしたので、「どうせ、また徒労に終わるだろうな・・・・・」と思いましたが、有名な魚屋さんの名前まで出してきたので、「まだ、安芸には一度も行った経験がないこともあり、いっちょ、行ってみるか・・・」と思い、高知滞在の最終日、ホテルをチェックアウトした後、重い荷物を背負い、炎天下の中、出かけてみました。
安芸の駅は、高知駅から東側に行くローカル電車に乗って１時間弱で到着するのですが、車窓からは、異様な光景が広がっていました。「稲穂が頭（こうべ）を垂れている金色の田んぼ」の真横では、まだ、「緑の葉っぱだけの若々しい田んぼ」が、同時並行的に存在していたのです。ちなみに、高知のスーパーでは、８月１日の時点では、既に「新米」が売られております。その代わり、新米と言えども、日本で一番まずい米ですが・・・・・（苦笑）。
さて、安芸駅に到着後、すぐさま、教えてもらっていた魚屋へ向かったのですが、その魚屋の人が言うには、最近、魚がほとんど捕れないんだそうです。夏場だからというわけではなく、地球温暖化の影響なのか、魚そのものが激減しているそうです。それゆえ、な、な、なんと、朝どれの魚は一匹もおらず、しかも、昨日以前の仕入れなので、新鮮でなければならないはずの青魚の目はどんより濁っていました。マグロも、キハダマグロじゃねえ・・・・・。というわけで、店長のジョー君は、「おにぎり」「ハンバーグ」に続き、「三球三振バッターアウト」という事に相成りました・・・・・。残念。
今回も、出品するのは、「宝石の福袋」です。出品を始めて、この１か月で、10回程ご落札頂けましたが、いずれも、お喜び頂けました。次は、どなたが笑顔になられる番でしょうか？ご落札頂きますと、三つの候補をお伝えしますので、その中からお好きな商品をお選び下さいませ。そのご落札価格（240000円）よりもずっとお得な商品をGET出来るチャンスです。まるで、プレゼントされたかのような「ドキドキ感」と、ご自身でお選びできる「安心感」が同時並行的に存在しております。まるで、高知の水田の景色のように・・・・・（笑）。
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