☆サウンドパーツ 励磁(フィールド)型スピーカー 120Hシステム 極美品☆
2年ほど前にサウンドパーツさんから購入したワンオーナー品です。少し大きめの音で聴いていたらご近所迷惑になったらしく苦情を言われ、それ以来あまり使用していないので実質20~40時間程度の使用時間でエージングも完了していないかと思います。このシステムの高い潜在能力を発揮させるには私の住環境では無理と思い出品することにしました。
ユニットはフランスのスープラボックス社製で1930年創業とのことです。(励磁型システムの元祖のウエスタンエレクトリック社が1882年)頑なに励磁型スピーカーの良さを認識し現在まで作り続けている稀な会社です。フランスのお城のような工房で丁寧に作られています。その優秀なシステムをサウンドパーツのオーナーが試行錯誤の末高品質のロシアンバーチを輸入し、木曽の職人にエンクロージャーを丁寧に作ってもらい完成させた渾身の製品と認識しております。今ではユニット6個だけで200万円以上すると思います。
ウクライナ戦争でロシアンバーチが輸入できなくなり、高価格なユニットを使ったシステムを作り続けることが残念ながらできなくなったと伺っております。販売台数はそれなりにあると思いますが各オーナー手放すことなく、まず、家庭から出てこないものと思います。
励磁型は磁気回路に永久磁石を使用せず、フィールドコイルという巻き状の銅線を使用することにより透磁率を高め理想的な磁気の流れを生み出せているとされています。これにより、卓越した駆動力、制動力、明瞭でハイスピードな音質等が得られるとされています。細かい音まで繊細に発出され、CDプレイヤーから出てくる音はデジタル臭さもなく中低域厚めのアナログ的にも感じられます。減磁の心配もありません。
このサウンドパーツさんの最上級システムは、スープラボックスの最上級ユニットであるフルレンジ215EXCmk2を2基使用し、40cmEXCウーハーがこの主役を邪魔することなく、ネットワークなしで低音部を補っています。音の印象はフルレンジが十分広帯域までカバーし、抜群の定位のまま、40cmウーハーが音の厚みをもたらしています。この地を這うような低音が他の家まで届いたようです。また、全帯域にわたり1枚も2枚もベールをはがしたような鮮度感のある音と思います。8ワットのシングルアンプで十分すぎる音量、音質が出ますが、どのような反応を見せるか最新のアンプでも試してみたいと思っておりましたが残念です。このポテンシャルを是非生かしていただきたいと思います。また、後面開放型にしたことで反応の早い薄いコーン紙に対し背圧による影響を受けないようにしています。(形は違いますが、ノーチラスの巻貝のような形も背圧を極力受けないようにする形とのこと、評論家の溥氏のノーチラスのユニットも薄い素材で作られていると言っていました。)能率的にもすこぶる高くアンプ選択の幅はかなり広くなると思いますが、アンプ、プレーヤー、CDデッキ、ソフトなどのクオリティが上がるほど本領を発揮するスピーカーと感じます。
ユニットはフィックスエッジでオールドタンノイやJBLのように50年以上で頑張ってくれると思います。昨今の外国製品の値上がりは異常で、遠くからの見た目は良くても定位感がいまいちであったり、近くで見るとカラーボックスの仕上げのようなものが驚くほど高額になっています。今回の出品も高額ですが、肝心のユニットなどの素材に妥協はありません。それでいて2分の1,3分の1の価格なので勝手ながら概ね適正な価格と考えております。
運送は、複数の引っ越し業者に見積もりし(補償1千万円)、最安値の業者に依頼しようと思います。ちなみに大型システムを京都までアート引越センター運んでもらいその代金は7万円でした。
※基本ノークレームノーリターンでお願いします。
・幅=62㎝ 高さ=120cm 奥行き=36㎝
・フルレンジ 21.5cm(クルトミューラー製コーン紙) 励磁型 2基 左右合計4基
・ウーファー 40cm (クルトミューラー製コーン紙) 励磁型 1基 左右合計2基
・音圧レベル 96~99デシベル
・16Ω
・重量 70キロ位
※納品日にエンクロージャーとユニットを別々に搬入し自宅で組み立ててくれたので、スピーカーユニットの元箱6個あります。エンクロージャーは丁寧な作りですが、工場で作った画一的な工業製品でなく、家具職人の手作りで突板を貼ってごまかすようのものでもなく、天然木の木目が美しいです。天然木の特性により多少の凹凸等はありますのでご理解ください。
(2024年 4月 16日 17時 02分 追加)※内部配線と同じベルデン8671?11m強をお付けします。長文に加えて申し訳ありませんが、モデルチェンジのたび新製品が気になるのは人間のさがです。円安もあり恐ろしい値段に上がっています。おそらく内容に違いはないでしょう。多くの従業員を抱えて利益を出すため仕方のないことですが、このスピーカーはもう作れないこともありますがモデルチェンジのない一つの完成形の製品と思います。最良のユニットを最良のエンクロージャーに入れただけです(勝手な私見です)。またフィックスドエッジのため一生モノと言えます。最近までJBLの1950年代の130Aを使っていましたが、素晴らしい音でなっていました。年を取るとなおさら頑なに良いものを作りづづける会社の製品に魅力を感じるところです。
(2024年 4月 17日 18時 50分 追加)※ほぼメンテナンスフリーと思いますが、ご心配の場合は販売元様に引継ぎをお話ししたいと思います。
(2024年 4月 27日 14時 10分 追加)※少々大きめのため運送料金もそれなりにかかりますので、相談に応じさせていただきたいと思います。直接取りに来ていただく場合もしっかり梱包し対応したいと思います。お気軽に質問いただけると幸いです。