-- 七河迦南★七つの海を照らす星　第１８回鮎川哲也賞★　創元推理文庫

★商品説明★

七河迦南著　「七つの海を照らす星　第１８回鮎川哲也賞」　創元推理文庫

　　　　　　２０１３年　５月　文庫再版
　　　　　　定価　　　　８８０円＋税　　４０２頁

★著者略歴★

　東京都出身。早稲田大学卒業。２００８年「七つの海を照らす星」で第１８回鮎川哲也賞を受賞してデビュー。

★作品内容★

　第１８回鮎川哲也賞を受賞のデビュー作。主役は児童養護施設七海学園に勤務する新人（2年目）の春菜である。学園に伝わる七不思議と、鋭いアドバイスをくれる海王さん。そして脇役たちがすごくいい。涙を抑えきれない話もある。
　「今は亡き星の光を」施設のほかの子になじめない葉子は。前の施設で親しくしてくれた先輩がいる。葉子がいじめっ子に囲まれているところを、助けてくれたのも彼女だ。けれど彼女は数日前に施設を移動した翌日に亡くなっていたというのだ。それから葉子はおとなたちとも心を閉ざすようになった。でもその真相を解き明かされて。泣ける話だ。「滅びの指輪」成績も優秀だが、施設で出はお金もないし希望する専門学校行けないという。ところが数日してかなりの大金が入っている貯金通帳を見せられた。彼女の過去とは。「血文字の短冊」両親の離婚や父親の仕事の都合で娘たち一緒に暮らせないが休日になるといつも外泊するような子供思いの父親だったが、ある日父親のもとに行きたくないという。ほんのすれ違いではあるのだが、子供にとっては深刻な問題。「夏季転住」卒園生の二人が結婚することになったと報告に来たが、一つ不満は彼が12年前の夏に出会い今でも思い詰めていることだ。階段の上から忽然として消えた少女の謎。「裏庭」施設同士の交流会が中止されそうになった。施設の者同士が交際をしていると一部の職員から横やりが入ったのだ。優しい物語。「暗闇の天使」学園と小学校の間に暗く長いトンネルがある。そこには伝説があった。女の子6人でそこを抜けると7人目の女の子の囁く声がする。女の子6人がトンネルの中で地震に会った時励ます天使の声が。「七つの海を照らす星」すべての物語がここに収斂する。そういえばあそこで・・・。などと思うこともあったし、この展開が伏線だったのかと。とにかく悲惨な物語も多かったがきれいに希望を持たしてくれる結末。この中で著者のペンネームの仕掛も明かされる。

　　状　態

状態は、良好です。

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★出品者から★

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参考・宅配料金（本の宅配に必要そうな部分などだけ取り上げました。変更の場合があります。）

宅配名	条件・サイズ	料金	注意点
クリックポスト（ＪＰ）	厚さ３センチ。厚さを超えなければ割安。	Ａ４サイズまで、一律１８５円。同サイズ文庫４冊まで同梱可。	補償無し。
レターパック・プラス	全国一律５２０円。	専用パッケージに入ればOK。厚みのある物や同梱に便利。	４㎏まで。補償無し。
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