「川本耕次に花束を【増補改訂版】」
コミケットの創設母体となった漫画批評集団「迷宮」とかかわり、70年代後半から80年代初頭にかけて、コミケ前代表の米沢嘉博らと三流劇画ブーム~漫画ニューウェーブ~ロリコンブームなど、漫画史における重要なムーブメントを仕掛け、伝説の編集者として、さまざまな分野に陰ながら影響を及ぼした川本耕次(1953年- 2022年)。
その40年の軌跡を記録した追悼本。歴史的証人の寄稿や貴重な証言から、おたく文化史の黎明が垣間見れます。
【目次】
秋嶋亮「山田博良さんを追悼する」―2
麻屋霞寿「タダのjazz好きなアジアン雑貨屋の店主との出会いが……」―3
荒井禎雄「追悼の辞」―4
内山亜紀「山田さんと内山君」―6
小形克宏ロングインタビュー「山田さんが声かけてくれなかったら、今日の僕はなかった」―16
さべあのま「山田さんのこと」―32
白峰彩子「トークイベントのこと」―36
すいか「カメラ板、カリスマ厨房、そして『銀塩万歳』」―38
竹熊健太郎「川本耕次氏とカオスの時代 」―43
鴇田義晴「エロ本編集者と文化史、追悼・川本耕次さん」―45
トニーたに「追悼の辞」―47
ぬまきち「ひとりの才人の足跡が消えようとしている。」―49
橋本玉泉「知られざるものへの接近と憧憬、そして少しばかりの猛省」―52
堀内満里子「1982年の話」―56
やなけん「ぼくと山田博良氏(川本耕次氏)みのり書房時代とその後のことなど」―58
以上(五〇音順)
特別再録「少女アリスの囚われびと」他―61
虫塚虫蔵・責任編集「川本耕次に花束を2 SFと美少女の季節 「Peke」から「少女アリス」まで」
ロリコンブーム前夜、伝説的自販機本『少女アリス』(アリス出版)の編集長として、商業誌初のロリコンまんが『純文学シリーズ』(後に『陽射し』として単行本化)を手がけた川本耕次。
吾妻ひでおと内山亜紀を発掘し、二次元と三次元を越境しながらロリコンブームの仕掛け人として、現代日本的美意識である「萌え」「美少女」文化の創世に立ち会い、サブカルチャーの最前線を駆け抜けた、伝説の編集者による最期の証言。
■収録内容
①但馬オサム「群雄社、そしてシンヤマさんのことなど」― 4
②川本耕次(&竹熊健太郎)トークイベント「SFと美少女の季節―『Peke』から『少女アリス』まで」― 7
③自販機雑誌『少女アリス』読者の声 ― 30
④川本耕次全仕事 ― 36
⑤緒方源次郎「ロ〇〇ン特集記事を振り返ってみると数の多さにあきれるばかり(1982)」― 38
⑥緒方源次郎「ロ〇〇ンマンガの現在(1985)」― 40
⑦石川誠壱「川本耕次と私」― 42
⑧元ビニ本出版業者Y氏 TVインタビュー 再録 ― 46
⑨PHOTO ALBUM ― 48
⑩川本耕次「ナイロン100%スクール水着」― 50
⑪川本耕次「天国にちょっとだけ近い場所」― 54
⑫川本耕次+川猫めぐみ「夏の少女風物詩」― 60
⑬川本耕次「水中花」― 61
⑭雄プロ(無記名)「ぼくらは少女をながめることしかできはしない」 ― 62
⑮編集後記 ― 65
⑯奥付 ― 66
※2011年5月21日、明治大学・米沢嘉博記念図書館で行われた川本耕次(&竹熊健太郎)トークイベント「SFと美少女の季節―Pekeから少女アリスまで」を完全収録。それに加えて、アリス出版から分裂した幻のサブカル出版社「群雄社」時代の元同僚だった小形克宏(元『漫画ブリッコ』編集部)や但馬オサムの貴重な証言を採録すると共に、奇跡的に発見された『少女アリス』誌の読者投稿ハガキや、入手困難となっている故人の短編小説群を再録。これを読まずして80年代サブカルはもう語れない。
【川本耕次プロフィール】
編集者、官能小説家、カメラマン、アダルトメディア研究家、ブロガー、実業家。コミックマーケットの創設母体となった漫画批評集団「迷宮」に出入りしながら、米沢嘉博や青葉伊賀丸らと三流劇画ブームを牽引し、みのり書房でマニア向けのニューウェーブまんが誌『月刊Peke』を創刊。同誌廃刊後は、自販機ポ〇ノ最大手のアリス出版に移り、ロ〇〇ンブームの火つけ役となった伝説的自販機本『少女アリス』編集長に就任。アリス出版を退社後、群雄社出版に移籍する。82年『ロ〇〇ン大全集』企画編集。以後、ロ〇ータ官能小説を多数発表。その分野の草分け的存在となる。著書に回顧的ポ○ノ文化史『ポ○ノ雑誌の昭和史』(ちくま新書)などがある。
以上、現在日本のコミケシーンを語る上で外せない重要作2冊をセットで。
状態:良好(経年によるヤケ・イタミなどあり)
*あくまで中古品ですので、神経質な方は入札御遠慮下さい。
*他にも出品してますので、よろしければご覧ください。
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