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英領ゴールドコースト(現ガーナ)ジョージ6世 常用切手
合計32枚・使用済(消印バラエティ)・5種セット (260041)
■ 商品説明
西アフリカの旧英国植民地、英領ゴールドコースト(現在のガーナ)で発行されたジョージ6世の常用切手セットです。当時の繊細な凹版印刷による意匠と、実際に郵便で使用された様々なポストマーク(消印)が残る郵趣価値の高いロットです。
■ カタログ詳細 (Scott番号・意匠)
・Scott #115 (1/2p green): CHRISTIANSBORG CASTLE, ACCRA
・Scott #116 (1p red brown): CHRISTIANSBORG CASTLE, ACCRA
・Scott #117 (1 1/2p rose red): CHRISTIANSBORG CASTLE, ACCRA
・Scott #118 (2p gray black): CHRISTIANSBORG CASTLE, ACCRA
・Scott #132 (1 1/2p red): EMBLEM OF JOINT PROVINCIAL COUNCIL
カタログ評価額(Scott)合計 11.50ドル
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● 歴史的背景と図案の解説
・ゴールドコースト(黄金海岸):
15世紀より金の交易地として知られたこの地は、1957年にサハラ以南のアフリカ諸国で初めて独立を果たし「ガーナ共和国」となりました。
・クリスチャンボーグ城(アクラ):
1661年にデンマークによって建設された歴史的な要塞(オス・キャッスル)。1850年に英国に売却された後は、ゴールドコースト総督の公邸および行政の中心地として機能しました。
・州合同評議会の紋章(Emblem):
印面右側に描かれた剣と杖は、現地の伝統的な権威と英国統治下の自治体制を象徴する意匠です。
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● 消印スポットライト:1948年当時の黄金海岸の記録(32枚中12都市)
・コフォリドゥア (Koforidua): 【1段目・切手1枚目】
1948年人口:約17,800人。1923年の鉄道開通により「ココア・ラッシュ」の重要拠点。
★事実1:「Flowers City」と呼ばれた花の都。山に囲まれた盆地特有の商業拠点。
★事実2:国内初の本格的なココア農民協同組合が設立され、近代的な農業融資システムの先駆けに。
★事実3:1940年代、この郵便局は国内で最も早く「アフリカ人郵便局長」が登用された局の一つでした。
・スウェドル (Swedru): 【1段目・切手2〜3枚目(ペア)】
1948年人口:約11,000人。正式名アゴナ・スウェドル。農産物輸送の要衝。
★事実1:アヤンス川沿いに位置し、「黄金海岸の商売の心臓部」と呼ばれるほど輸入品取引が盛んでした。
★事実2:1940年代当時、西アフリカ最大級の屋外マーケットの一つを擁し、多種多様な商人が集まりました。
★事実3:当時の街道沿いには多くの「職人工房」が立ち並び、テキスタイルデザインの発信地でした。
・ントロナング (Ntronang): 【1段目・切手4枚目】
1948年人口:約500人。ダイヤモンド・金採掘キャンプとして栄えた村。
★事実1:現地語で「カタツムリの場所」。巨大陸カタツムリがタンパク源。希少印。
★事実2:ジャングルの中に突如現れる「採掘都市」として、英国製の最新工作機械が稼働。
★事実3:郵便物は週に一度、武装した護衛を伴うランナーによって運ばれていた伝説的な僻地局。
・ソルトポンド (Saltpond): 【1段目・切手7枚目】
1948年人口:約5,400人。独立運動政党(UGCC)が結成された「独立のゆりかご」。
★事実1:19世紀に西アフリカ初の清涼飲料水ボトリング工場が建設された港町。
★事実2:かつてはパーム油輸出の主要港であり、古い石造りの倉庫群が1940年代にも残存。
★事実3:クワメ・エンクルマが若き日に政治活動の基盤を固めた、ガーナ現代史の精神的中心地。
・ケープ・コースト (Cape Coast): 【2段目・切手3枚目】
1948年人口:約23,300人。1877年までの旧首都。
★事実1:「西アフリカのオックスフォード」と呼ばれ、知的エリート層や新聞社が集中。
★事実2:1765年創立のアドゥサデル・カレッジなど、アフリカ最古級の教育機関が並ぶ学術都市。
★事実3:1948年当時は「英国への反抗」を象徴するパンフレットが多く発行された言論の拠点。
・ンカウラン (Nkawran): 【2段目・切手4枚目】
1948年人口:約2,400人。アシャンティ地方のココア栽培地。
★事実1:王国の猟場に隣接。当時はジャングルから象やヒョウの目撃例が絶えない奥地。
★事実2:アシャンティ王へ納める特別な狩猟品(象牙や珍しい羽根)の歴史的な集積地。
★事実3:当時の郵便消印は摩耗しやすい地方仕様の印影であり、鮮明なものは極めて稀。
・ベクワイ (Bekwai): 【2段目・切手5枚目】
1948年人口:約4,500人。アシャンティ地方の鉄道の主要駅。
★事実1:英国軍と同盟を築いた唯一のアシャンティ拠点。そのためインフラが早期整備。
★事実2:1900年の戦争時、英国軍の兵站基地として機能した軍事史的に重要な拠点。
★事実3:黄金海岸で最も早く「電報サービス」が一般市民に開放された場所の一つでした。
・ゴロクワティ (Golokwati): 【2段目・切手6枚目】
1948年人口:約1,200人。英領トーゴランド(国際連盟/国連の信託統治領)。
★事実1:旧ドイツ領トーゴの名残でドイツ式農法が残り、郵便管理が非常に厳格な山岳地帯。
★事実2:ボルタ川東岸のコーヒー栽培の集散地であり、独自の経済圏を形成。
★事実3:1948年当時は国連の視察団が頻繁に訪れた、将来の帰属を巡る政治的特異点。
・ンサワム (Nsawam): 【2段目・切手7枚目】
1948年人口:約8,800人。鉄道・道路の要所。
★事実1:「アフリカ人資本家」の台頭を象徴する町。現地起業家の巨大倉庫が並ぶ拠点。
★事実2:デンス川を利用した水運の拠点。森林からの木材流送の終着点として繁栄。
★事実3:1940年代、黄金海岸初の「近代的ベーカリー」が設立され、食文化を牽引。
・アクロケリ (Akrokeri): 【4段目・切手1枚目】
1948年人口:約2,400人。アダンシ地区の重要な金採掘拠点。
★事実1:「鉱山労働者の休息地」。新鮮な食料が供給されるオアシスのような拠点。
★事実2:近代鉱山と伝統的な露天掘りが共存する特異な景観。
★事実3:採掘権を巡る訴訟記録がアシャンティ法典の形成に影響を与えた「司法の町」。
・アキシム (Axim): 【4段目・切手5枚目】
1948年人口:約4,700人。16世紀建立の要塞を擁する歴史的な港町。
★事実1:国内屈指の降水量。最高品質の「マホガニー」の世界的産地。
★事実2:周辺の海岸線は「黄金海岸の宝石」と呼ばれ、駐在員の避暑地として注目。
★事実3:アキシム沖の灯台は、船乗りたちにとって「黄金海岸の玄関口」として最も信頼されました。
・フォソ (Foso): 【4段目・切手7枚目】
1948年人口:約1,900人。中央州の農業ハブ。
★事実1:主要街道の交差点。役人が宿泊する「街道の休息所(Rest House)」として重要。
★事実2:内陸部の通信網ハブ。当時としては珍しい長距離電話の中継局が存在。
★事実3:地域の伝統的首長(チーフ)が集う集会所があり、口承歴史を記録する文化拠点。
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商品の状態につきましては、必ず掲載画像を詳細までご確認いただき、ご納得の上でご購入をお願いいたします。ご購入後の責任は負いかねますのでご了承ください。
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管理番号:260041
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