「★日本魚雷艇物語: 日本海軍高速艇の技術と戦歴　今村好信★」になります。

★太平洋戦争等日本海軍などミリタリーに興味がある方いかがでしょうか
ＰＴボートなどあまり知られていない蘊蓄を、、、

戦艦、空母など大型戦闘艦の建造・運用では一流を自負していた日本海軍が、
なぜ排水量わずか20トン程の小さな木造艇を戦場で活躍させられなかったのか。

●アメリカ、ドイツなどと比較しつつ、日本魚雷艇の歴史と問題点を探っています。

前半は魚雷艇の開発物語、後半は沖縄とフィリピンでの活躍を描いています。
制海権・制空権を奪われた絶望的な状況の下、勇敢にも本部半島から渡嘉敷まで闇夜に紛れて
襲撃を行うシーンには感動すら覚えます。
●このような日本軍視点の戦記が少ないので資料としていかがでしょうか。。。

米軍は艦船以外の輸送船などの雑船の被害は損害として記録してないようなので、
読むにつれて魚雷艇をはじめ神風攻撃などは史実以上の戦果を上げていたのでは？と思わせる一冊でした。

●米海軍はマニラ湾からマッカーサー将軍を魚雷艇で救出しています。
若きケネデイ大統領は魚雷艇の艇長として活躍しています。

レイテ島沖海戦では日本の戦艦に多数の米魚雷艇が殺到したりと
４０ノット以上の高速を発揮して縦横無尽の活躍をしてます。

日本海軍の場合はどうだったのでしょう、、、、
●戦争末期は魚雷艇の高性能化をあきらめ小型しマルレのような役にも立たない
体当たり特攻艇へと戦争の実勢に対応できない進化どころか質的な退化を遂げてしまいました。

こう述べると日本側の開発者側の怠慢かとも受けとられかねないのですが
ベテランの開発者が少なく若い開発者が命懸けで開発に従事し開発サイドとしての
責任を重く感じ自殺者まで出した事などが本書でも語られています。

実はレーダー探知機や潜水艦以上に日本海軍の上層部は魚雷艇にも手抜きだったみたい。。。
作者は技術科士官として、魚雷艇建造にかかわった、日立製作所の幹部になった方です。

●●世界の一流を育てる大学教育には軍事・戦略は必須科目のようです。
（なぜか日本の大学や社会では教育されません、、、）
●世界のあっちの島やこっちの海で、情報戦などが行われていて、
もう中国、ロシアは非対称な戦争を日本に仕掛けていることが明白になっています。。。
●残念なことに、望むだけでは平和は蹂躙されることが分かりました。。。、
●私は日本が中国やロシアに占領されるのは嫌なので行動しようと思います。
●傍観者ではいけません！平和を継続するためにこのような本を読んで国防など一緒に考えましょう！！
●ネット社会のこの世の中、だんだん少なくなっていく本なのでしょうか。。。

●少し昔の絶版の本でしょうか、、、
●簡単な本を何度もくり返し読んで、長期的に戦力向上に役立ててください！

ｐ。２３７ページ
定価：６８６円
２０１１年６月２０日←このような本が現在の日本で出版できるのか、、、

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