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帯LP Exciting UP-tight Band - Young A Go Go / エキサイティング・アップタイト・バンド / 72 CBS/Sony SOLJ-14 和ジャズファンク幻盤
帯LP Exciting UP-tight Band - Young A Go Go / エキサイティング・アップタイト・バンド / 72 CBS/Sony SOLJ-14 和ジャズファンク幻盤 [浏览原始页面]
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基本情報|Release Information

■ レーベル:CBS/Sony
■ 品番:SOLJ-14
■ フォーマット:LP, Stereo
■ 国:Japan
■ リリース年:1972年
■ タグ:Jazz-Funk, Jazz-Rock, Funk, Japanese 1970s, Studio Work, Cover Songs


作品の解読|Decoding the Work

Young A Go Goは、1972年という日本音楽史の裂け目にひそかに生まれた、幻の"ジャズ・ファンク/カバー・アルケオロジー"である。エキサイティング・アップタイト・バンド――この一度きりの編成名の背後に集結したのは、深町純、溝口肇(後のヴィジュアル系ではない)、水谷公生、吉田美奈子人脈にも繋がるスタジオ界隈の超一流プレイヤーたち。木宮滋夫による編曲のもと、シカゴ「Questions 67/68」、ジャニス「Move Over」、スライ「Everyday People」、イーデス・オブ・マーチ「Vehicle」など洋楽ロック/ソウルの精緻な翻訳が次々と展開されるが、それは単なるカバーの集合ではない。むしろ、翻訳不可能な“熱”が吹き込まれ、日米間の音楽的接合部が一枚のレコードに定着した瞬間である。特にA面「心の痛手」「僕のリズムを聞いてくれ」などオリジナルと思しき和製トラック群は、英語曲に混じっても違和感を覚えさせず、むしろ“日本語ファンク”の成立過程を証言する生々しい記録でもある。芳野藤丸不在期の代替歴史、あるいはカミヤ・シゲノリ=日本のライ・クーダー的多面体と捉え直す視点も可能だろう。バート・バカラック「Walk On By」のアレンジは、横田年昭のフルートと村岡建のサックスがアーバンな情感を演出し、録音全体が即興と緻密な設計のあいだで緊張をはらみながら息づいている。

本作に参加している布陣は、CBS/Sonyの録音ラインを基盤とするセッション系音楽家による、いわば「匿名のスーパーバンド」としての構成を成している。ギターの水谷公生(ex. The Launchers)はのちに沢田研二や五輪真弓の編曲にも関与、ピアノ/オルガンの深町純は言わずと知れた日本フュージョン~シンセ史の中心人物。さらに木宮滋夫(Shigenori Kamiya)は編曲・演奏の両軸で活躍し、初期の和製ソウル~ファンクの影なる立役者のひとり。ここに横田年昭、村岡建、馬飼野俊一らが加わっていれば完璧だった、とさえ思わせる密度の高い演奏陣である。
また、"CBS/Sony Young Series"のカタログ(SOLJナンバー)は、広告代理店主導で若年層向けに組まれたプロモーション用サブラインとも言われており、本作のような企画型アルバムが多く、販売流通数も限られていたことから、オリジナル盤の現存数は極めて少ない。

Young A Go Go における選曲と演奏アプローチは、まさにシティポップ前夜の“翻訳音楽”としての日本ポップスの実験地図に重ね合わせることができる。たとえば、「僕のリズムを聞いてくれ」や「心の痛手」は、後の竹内まりやや佐藤博が描く内省的都市像の萌芽とも捉えられ、ラテンやソウルの肌理を踏襲しつつも、決して“黒さ”に寄りきらない、あくまで日本語のイントネーションに即したアレンジがなされている。これは明らかに、後年の芳野藤丸、秋元薫、伊藤銀次らが到達する“歌謡ファンクの日本語的再構築”へと続く系譜上に置くことができる。
さらに言えば、本作の「Vehicle」や「Everyday People」の演奏には、山下達郎が率いたシュガー・ベイブが初期に見せていたファンク志向のモチーフがすでに胚胎されており、「知られざるルーツ・オブ・ジャパニーズ・グルーヴ」としての再評価にふさわしい内容といえるだろう。

状態詳細|Condition Overview

メディア:EX+(再生良好)
スリーブ:EX+(全体に良好な保存状態)
付属品:帯、インサート2種付属(ライナー/解説)


支払と配送|Payment & Shipping

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