Liber Studiorumより
J.M.W.ターナー 「女とタンバリン」1807年 原本

～理解する者だけが手にする、風景画の最高到達点～

作：
J.M.W.ターナー（Joseph Mallord William Turner, R.A.）
1775-1851年 英国

出典：
『Liber Studiorum（リベール・ストゥディオルム）』Part I, Plate 3
1807年 ロンドン

手法：
銅版画（エッチング＋メゾチント）

額縁：
木製額（ブラウン色）
額装込みのお値段です
※額装の変更は原則不可ですが、ご相談も承ります

マット： グレージュ色
表面： ガラス
裏面： つりひも付き
外寸： 約 52×41 cm

◆あのターナー作品の原本が入荷しました◆

風景画の祖と称されるJ.M.W.ターナーが描いた伝説の版画シリーズ、
『Liber Studiorum（リベール・ストゥディオルム）』からの一枚です。
世界の美術館が所蔵する傑作で、メトロポリタン美術館にある作品と同一です。
現存数も少なく、知的所有物としての価値が極めて高い逸品です。

人気作「女とタンバリン」とは？
タンバリンを持った若い女性が登場する本作は、
田園の楽しさや自然な喜びを象徴する作品。
風景の中に人間の営みを溶け込ませる、ターナーの真骨頂です。

タンバリンはなぜ屋外で？
19世紀ヨーロッパでは、タンバリンは農村の祭りや祝祭で演奏される楽器。
女性が屋外で演奏する姿は自然であり、田園的な祝福や豊穣の象徴でした。
また古代ギリシア・ローマの祭礼（バッカスの祭りなど）を再解釈した要素も含まれており、
牧歌的理想と古典的優雅さを同時に描いた一枚です。

J.M.W.ターナーとは？
イギリスが生んだ風景画の革命児、ターナー。
当時は格下だった風景画に、美術としての地位を与え、
のちの印象派──特にモネやピサロにも多大な影響を与えました。
テート・ブリテンには専用展示室もあり、世界的巨匠とされています。

本シリーズ『Liber Studiorum』について
ラテン語で「探求の書物」と題されたこのシリーズは、
ターナー自身が企画・構成・製版に関与した唯一の体系的な版画作品。
全71枚で構成され、風景画を「田園」「海景」「建築」などに分類しています。

美術館所蔵例（同シリーズ）
・テート・ブリテン（ロンドン）
・メトロポリタン美術館（ニューヨーク）
・ヴィクトリア＆アルバート博物館（ロンドン）
・ナショナル・ギャラリー（ワシントンD.C.）
・アレン記念美術館（オハイオ）など

初版オリジナルです
本作品は1807年発行の初版オリジナル。
後刷りや複製ではありません。218年前の手漉き紙に刷られた当時のままの姿です。
1990年代に日本の蒐集家にわたり、額装されて、そのまま飾られずに保管されていたものです。
状態は非常に良好で、セピア色の美しい色彩がそのまま。色褪せもなく、シミもほとんどありません。

額縁は木製、吊りひもは新品に交換し、全体をクリーニング済みでお届けします。

飾る場所を選ばない名作
応接室・書斎・玄関・会社受付などに最適です。
静けさと知性を演出し、芸術に理解ある方へのギフトにも最適。

この一枚がもたらすのは、美と知の所有。
単なるインテリアではなく、本物を所有する歓びを、ぜひご体感ください。

同シリーズの「The Bridge in the Middle Distance（中景にかかる橋）」も同時出品中です。
並べて飾れば、ターナーの描いた物語があなたの空間に広がります。

稀少な一点もの。再入荷の見込みはありません。
一期一会のこの機会を、ぜひお見逃しなく。

税込・額装込みのお値段です。
一生物の芸術品として、お買い得です。