
イスラム研究の第一人者、井筒俊彦による「イスラーム文化 ― その根柢にあるもの」です。岩波文庫。2014年・第37刷。状態は未使用に近く、非常に良好です。送料はクリックポストで185円です(※厚さ2cm以下の文庫本は、合計1㎏を超えない範囲で計4冊程度まで同梱可能です)。
★内容:
イスラーム文化を真にイスラーム的ならしめているものは何か。―― 著者はイスラームの宗教について説くことからはじめ、その実現としての法と倫理におよび、さらにそれらを支える基盤の中にいわば顕教的なものと密教的なものとの激しいせめぎ合いを認め、イスラーム文化の根元に迫ろうとする。世界的な権威による第一級の啓蒙書。
★著者、井筒俊彦は1914年、東京生まれ。慶應義塾大学経済学部予科を経て、1937年に同文学部英文科を卒業後、同文学部助手、のち教授(1954年)。在学中からヘブライ語、アラビア語、ロシア語、古典ギリシア語、ラテン語など20か国語を習得・研究し、語学能力は天才的と称された。戦時中は軍部のアラビア語通訳となり、膨大なアラビア語文献を読破しつつイスラーム研究を本格化。のち1958年に日本初の『コーラン』の原典訳を完成させた。井筒訳『コーラン』は、厳密な言語学的研究を基礎とした秀逸な訳として、現在に至るまで高い評価を受けている。『コーラン』の意味論的研究『意味の構造』(原著英語)の評価も高く、コーランやイスラーム思想研究では、言語を問わずたびたび引用されている。
主たる業績分野としてイスラム思想、特にペルシア思想とイスラム神秘主義に関する数多くの著作があるが、古代ギリシア哲学やロシア文学に関する専門書等も出版した。ただ井筒自身は仏教徒出身で、後期には研究を仏教哲学(禅、唯識、華厳などの大乗仏典)、老荘思想、朱子学、西洋中世哲学、ユダヤ思想などの分野にまで広げ、独自の東洋哲学の構築を試みた。東洋思想の「共時的構造化」を試みた『意識と本質』は、井筒の広範な思想研究の成果が盛り込まれた代表的著作。文学博士、言語学者イスラーム学者であると共に、東洋思想研究者、神秘主義哲学者としても世界的に権威ある空前絶後の碩学である。スイス・エラノス会議会員、カナダ・マギル大学イスラーム研究所正教授、イラン王立研究所教授、パリ国際哲学研究院正会員、慶應義塾大学名誉教授、日本学士院会員等を歴任。1993年死去(享年78)。
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