スタジオで使用する機材から、DAWなどの近年の録音技術まで。本書は最前線で活躍し続けるプロ・エンジニアがレコーディングの心得、ミキシングの実際の流れなどを具体例も交えて解説します。
ロングセラーとして読まれ続けている旧版に「ライブ中継におけるミックス」「自宅で完結する録音」「音の評価の仕方」といった新項目が追加され、新装改訂版として登場しました。
現役で活躍するプロ・エンジニアだからこそ書けた本書が、あなたの作品のクオリティ・アップを約束します。エンジニア志望者およびすべてのクリエイターに必要な"全知識"を記した珠玉の1冊です。
[目次]
■第1章 機材編
≪マイクロフォン≫
◎ダイナミック・マイク
◎コンデンサー・マイク
◎リボン・マイク
◎マイクの機能
◎実際のマイクの選び方
≪コンソール≫
◎スタジオでのシステム
◎コンソールの入力部
◎コンソールの出力部
◎コンソールのその他の機能
≪アウトボード≫
◎マイク・プリアンプ
◎イコライザー
◎ダイナミクス系
◎リバーブ
◎ディレイ
◎マルチエフェクターを経てプラグイン・エフェクトへ
◎自作のススメ
≪レコーダー≫
◎アナログMTR
◎デジタルMTR
◎マスター・レコーダー
≪DAW(Digital Audio Workstation)≫
◎DAWは仮想スタジオ
◎コンピューターについて
≪モニター・スピーカー≫
◎モニター・スピーカーは音の出口
◎ラージ・スピーカーとスモール・スピーカー
◎スモール・スピーカーのセッティング
◎モニターのボリューム
◎自宅スタジオでのセッティング
■第2章 レコーディング編
≪プロ・スタジオの特徴≫
◎さまざまなプロ・スタジオ
◎プロ・スタジオと自宅スタジオの違い
≪レコーディングの心得≫
◎レコーディングにおいて考慮するべき点
◎"音が焦点を結ぶ場所"にマイクを置く
◎エンジニアにとっての感受性とは?
≪ドラムの収録≫
◎マイク1本でのドラムの収録
◎2~3本のマイクでのドラムの収録
◎マルチマイクでのドラムの収録
≪ベースの収録≫
◎ベース・アンプのマイクによる収録
◎エレキベースのライン録音
◎ライン+マイクでのエレキベースの収録
◎ウッドベースの収録
◎コンプレッサーやイコライザーのかけ録り
≪ギターの収録≫
◎エレキギターへのマイキング
◎例外だらけのインダストリアル系
◎アコースティック・ギターへのマイキング
◎アコギにおけるかけ録り
≪ピアノの収録≫
◎マイク1本でのピアノ収録
◎複数のマイクでのピアノ収録
≪ストリングスの収録≫
◎スタジオでのストリングス録り
≪ボーカルの収録≫
◎ボーカル録りの注意点
◎ボーカルに適したマイクとマイク・プリアンプ
◎コンプレッサーのかけ録りが必要な場合
≪ラインものの収録≫
◎楽器を知ることが重要
◎ケーブルで音が変わる?
≪モニタリングについて≫
◎2ミックスでのモニタリング
◎プレイヤー用のモニター・ミックスが必要な場合
■第3章 ミキシング編
≪ミキシング概論≫
◎ラフ・ミックスと完成ミックス
◎ミックスの視覚イメージ
◎ミキシングの基本はボリューム操作
◎レベルについて
≪覚えておきたいテクニック≫
◎賢いコンプレッサーの使い方
◎賢いイコライザーの使い方
◎バス・ドラムとベースのつながり
◎ボーカルとオケをなじませる
◎楽器の定位を決める
◎"音が細いミックス"からの脱却
◎2ミックスの音圧を出す
≪編集テクニック≫
◎演奏ミスやノイズの補正
◎"OKテイク"の作り方
≪ミキシングの流れ≫
◎まずはスピーカーのセッティングから
◎実作業の第一歩は"診断"
◎アウトボードを使ったトリートメント
◎プラグインを使ったミキシング
◎打ち込みのストリングス
◎ボーカルの処理~完成
≪ミキシングの終わりに≫
◎最も重要なマスターの作成
≪音の評価の仕方≫
◎汎用性のある判断基準
◎同時に聴ける音はひとつまで
◎条件をそろえる
◎比較のタイミング
◎モニターの条件
≪自宅で完結する録音≫
◎自宅で録音する際の利点
◎自宅で録音する際の注意点
◎シミュレーターやプラグインを使用した際のノイズ
◎ミキシング・エンジニアにデータを送る際のポイント
≪ライブ中継におけるミックス≫
◎ライブ中継とレコーディングの違い
◎他チームとの連携
◎"ライブ感"を感じさせるミキシング
◎使用機材について
■コラム
◎リファレンス・ディスク
◎エンジニアになるには
◎マスタリングについて
■APPENDIX
◎必聴ディスク・ガイド
◎ミニ用語集
登録情報
- 出版社 : リットーミュージック
- 発売日 : 2022/4
- 言語 : 日本語
- 書籍 : 256ページ A5判
- ISBN-10 : 4845637480
- ISBN-13 : 978-4845637485