チェコSUPRAPHON SV 初出赤三角STEREO スーク/アンチェル ドヴォルザーク ヴァイオリン協奏曲 これがオリジナル! 佳曲「ロマンス」を収録
チェコSUPRAPHON SV-8022 赤三角Stereo 1LP。
ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲
ドヴォルザーク:ロマンスop.11
ヨゼフ・スーク(ヴァイオリン)
カレル・アンチェル指揮チェコ・フィル
(録音:1960年8月、プラハ、芸術家の家)
ヨゼフ・スークが弾くドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲です。
スークはドヴォルザークのひ孫ですので、まさに作曲家直系の正統的演奏です。
アンチェル指揮チェコ・フィルが堂々のバックを聴かせます。
ドヴォルザークの佳曲「ロマンス」が併録されており、親しみやすいメロディを持った優しくロマンチックな曲で、3回も聴けば覚えてしまう名曲です。
ここに出品するのはその初出オリジナル盤であるSV-8022で、LPコレクターが求めるチェコ国内向け(レーベル表記がすべてチェコ語であるところがポイントです)「赤三角ステレオ」レーベル盤です。
なぜ赤三角ステレオ盤がコレクターからこれほどまでに好まれるのでしょうか。
ステレオ・レコードは横振動(和信号成分)と縦振動(差信号成分)の組み合わせで左右の信号が溝に刻まれています。ちなみに横振動だけでカッテイングされているレコードはモノLPです。ここに縦振動(差信号成分)が加わることによって左右二つのステレオ信号が大きな空間をもって再現されます。レコードでは大きな低音が入ると溝の振幅が大きくなります。これがあまり大きいと針飛びの原因になります。特に差信号成分の低音が加わるとさらに針飛びの危険性は増します。良いステレオ録音は豊かな低音と大きな空間感を伴っているものですが、高SNのレコードを実現しようとしてこの信号を大レベルでカッティングすると針飛びの危険性が増すことになります。針飛びは再生装置の性能に大きく左右されますが、一般ユーザからはクレームの対象となり製品の信用を傷つけます。
スプラフォンは最初国内向けレコードだけで生産を始めましたが、時代とともに国家のドル外貨獲得の貴重な文化資源としてレコードが輸出品になり、主に米国向けとして表記も英語表記になった国際バージョンがスタンダードになってゆきました。
もし外国のユーザのところで針飛びが起こると取り返しがつきません。
輸出向け製品がビジネスの主流になると、このリスクを避けるため大振幅の信号を制限するカッティング・リミッタが使用されるようになりました。
オーディオの観点からすると大振幅(特に低音)信号を制限するということは音楽のダイナミックスと空間性を低下させ音質を損ないます。リミッタの使用はチェコの重要な輸出製品であったLPの信用を守るためにやらざるを得ない手段だったのです。
ところが国内向けだけのために製造された初期ステレオではこのようなリスクは考える必要がなかったので、リミッタを使用せずにマスターテープの音をそのまま大振幅でストレートにカッティングしていました。これがチェコ国内向け(チェコ語)赤三角ステレオレーベルです。手が加えられていない本当のマスターテープの音を求めるコレクターが赤三角ステレオを求める理由はここにあるのです。(音はやや粗く硬めですが、これが初期ステレオ・スプラフォンの音なのです。)
SV-8022という番号からわかるように本品はスプラフォンのステレオ最初期の製品ですが、とても良いコンディションで保存されています。
ジャケットは60年以上経った非常に古い品ですが、左側のしわ、周囲のスレ、そして取り出し口に7mmほどの小さな破れ(内側からきれいに補修されています)があるだけで、正面などぎょっとするほど鮮やかな色彩を持った美品です。裏面にも自然な黄ばみがあるだけで大変きれいです。オリジナルのビニール内袋も付属しています。
レコードはとてもきれいなぴかぴかの漆黒鏡面美盤です。
検聴ではA面後半に8mmほどの細いキズがあり、その間出たりでなかったりでプツが聴こえ、B面バンド1冒頭でプツが6回とバンド2の最初のほうで小さなピチが少し聴こえました。盤からは初期Supraphonならではのややハイ上がりでザラッとした「あの音」が出てきます。
一般的にスプラフォンの初期盤は材料による雑音が多く赤三角盤ではそれが顕著なことが多いのですが、本品ではそれも非常に少なめでこれは大変ラッキーなことです。レイカの「バランス・ウォッシャー」やディスク・ユニオンの「レコクリン」などでクリーニングすればもっと良くなるのではないかと思います。
大変貴重なオリジナル赤三角ステレオ盤で作曲家直系の正統的Dvorakをお聴きください。
重量:266g (これに梱包材重量を足した総重量が送料の対象となります。)
安心してお求めいただける良質の品物の提供を第一に考えて出品しております。
音楽鑑賞に差し支えるような瑕疵のあるレコードは最初から出品しないようにしておりますが、レア盤などで瑕疵の存在にもかかわらず出品意義があるような場合には、その状態を明記して出品しています。
当方で出品するレコードはほとんどすべてが空気の乾燥したドイツで使用、保存されてきた品ですので、特別な表記がない限りジャケットにありがちなカビ、シミ、カビ臭などは一切ありません。
盤(外見を含む)の状態に関しては、検聴を行った盤に関して気が付いた点だけを書くようにしていますが、ノイズの出方や再生状態などは再生装置によって違い、その感じ方はきわめて主観的なものですので聴き手によって違います。またすべてのノイズを聴き取ることも書くこともできず、聴き逃しや見逃しもあるかもしれません。コンディションの説明はあくまで「大体の目安」とお考えください。(レコード特有の散発ノイズや盤質雑音などに関しては特に書きません。)
いかにきれいな品であっても中古LPは中古LPで、50-70年前の古い品も多くあります。
レコードにはノイズがあるのは普通とお考えいただき、ノークレーム、返品なしという前提をご了承いただいた上での入札をお願いいたします。
なお、古いレコードはたとえ新品でも長い年月の間に材料内成分の析出などにより小さなピチプチ雑音が出ることがあります。レイカの「バランス・ウォッシャー」やディスク・ユニオンの「レコクリン」などでクリーニングすればこれらが取り除かれてより美しい音を楽しむことが出来ますのでお聴きになる前のクリーニングをおすすめします。また、当方ではモノ・レコードはモノ専用カートリッジで聴いております。モノLPをステレオ・カートリッジで聴きますとモノ信号の再生に必要な水平方向の動き以外に垂直方向の動きも拾ってしまいますのでモノ・レコード本来の音が再生できないだけでなく、不要なノイズや雑音を拾うことにもなりますので、モノ・レコードはモノ専用カートリッジで再生されますことをお勧めします。
未開封新品においては中身のチェックができない未開封品であるがゆえのリスク(製造上の瑕疵、ソリ、カビ、ボックスセット内のクッション用スポンジの経年分解による粉汚れなど)もあり得ることをご承知おきください。(交換や返品はできません。)
支払いは「ヤフーかんたん決済」となります。
発送は基本的にゆうパック(おてがる版)となります。
LPの場合、ほとんどが80サイズでの発送となりますが、複数枚の品物をご落札頂いた場合でもある程度の厚さまで同一料金で送れます。(それ以上になりますとその厚さによってサイズが変わり、料金が上がってゆきます。)複数落札の場合は必ずオークション終了後すべてのアイテムを「まとめて取引」にして取引を始めてください。そうでないとのシステム上各商品に別々に送料がかかってしまいます。なお、後からの落札品で「まとめて取引」にできなかったアイテムを後から同梱にすることはシステム上できなくなりましたので、その場合は各取引ごとに送料をお支払いください。