2017年4月28日　国際通信社　発行第二版
　・戦車道ボードゲーム ぱんつぁーふぉー
A4サイズ

※未開封でしたが撮影に伴って開封しました。開封品としてお考えください。開封済みであり、「目立つ傷なし」とします
※欠品なし。駒未分離。DVD未開封。


【巻末のことばを以下にそのまま掲載します】

まずは、このゲームを手に取ってくださった皆様に感謝いたします。そしてできることなら、DVDを堪能した後、実際にプレイしていただけたら幸いです。


このゲームはもともと、『ワールド・タンク・バトルズ』という戦車ゲームをベー スとして開発を始めました。ところが、作っているうちにドンドン新しい要素を入れたくなり、元のゲームとはだいぶ違う形になりました。


もちろん、ガルパンらしさは可能な限り追求してきました。それでも「初めてゲームをプレイする人にも楽しんでもらいたい」というコンセプトをずっと守ってきたつもりです。


最初のプレイでは戸惑うこともあるかもしれません。でもそれはきっと、生まれて初めて戦車に乗り込んだ、大洗女子学園の女の子たちと同じだと思うのです。ウサギさんチームのように一度は放り出したくなることもあるかもしれませんが、2 度、3度と遊んでいただいているうちに、戦い方がわかってくるのではないかと思 います。


このゲームは、劇中で戦われた大洗女子学園と各校の試合を基本としています。 しかし、このゲームの本当の醍醐味は、その先にある「フリーシナリオ(演習)」 にあります。自らの手で部隊を編成し、相手に勝つ。それには運だけではなく、自分なりの戦い方も要求されることになります。


さらに、この「フリーシナリオ」に慣れたら、今度はぜひ、自分なりの遊び方を 探してほしいと思うのです。このゲームには、その余地が十分にあります。


たとえば、新たなカードの効果を考え出したり、裏面の空いているキャラクター・コマの数値を作ってみたり、用意されていない戦車を独自に作ってみるのもアリだと思います。


あるいは、新たなキャラクター能力を考えてみるのも楽しいと思います。たとえば、制作の最終段階で取りやめた能力に「振り直し」というものがありました。この能力を持つキャラクターは、ダイスに修正を与えるのではなく、その判定をもう 一度やり直す(やり直させる)ことができるというものです。


キャラクターの能力は、ゲームで用意したもの以外にも色々と考えられると思いますので、ぜひ皆さんご自身で考案して、楽しんでいただければと思います。


また、このゲームでは山札は共通のものを使用していますが、各プレイヤーごとに山札を用意するという遊び方もアリでしょう。ゲームは2セット必要になって しまいますが、山札の上限を40枚とか60枚と規定して、山札(デッキ)の中身は各自で構築するわけです。


それから、このゲームではフォローしきれなかった試合を考えてみるのも楽しいでしょう。たとえば前年度の決勝戦、「黒森峰対プラウダ」戦などです。


このゲームはこれ単体で完成品です。このままでも十分楽しんでいただけると自負しています。


しかし、遊び方は無限大だと思っています。このゲームを土台として、それぞれの遊び方を追求していただければ、デザイナーとしてこれほど嬉しいことはありません。


それでは、パンツァー・フォー!


堀場航



ガールズ＆パンツァー 戦車道ボードゲーム ぱんつぁーふぉー！ 第二版 [国際通信社]
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