
ご覧いただきありがとうございます。
レトロチョコレートのウェブサイト
『20年前のチョコレートのメニュー』の管理・運営をしています。ひろと申します。
終活の一環として、
長年収集してきたパッケージコレクション約5,000点を、
次世代のコレクターさまのお手元に届けるため、順次出品してまいります。
どうぞよろしくお願い致します。
【商品】
リンツ ビタースイートサーフィンの包み紙1個
リンツ ツァルトビッターの包み紙1個
オリジナルの包み紙で包んでいる中身はチョコレートではありません。パッケージを展示に使用する際に、チョコレートの形状に近づけたダミーです。この状態のままで発送致します。
【コンディション】
非常に良いと思います。
【説明など】
これはチョコレートパッケージコレクターなら絶対に持っておきたい一品です。ぜひぜひ!
スイスの名門チョコレートメーカー リンツ(Lindt & Sprngli) が誇るクラシックダーク「Surfin」シリーズの2種セットです。
創業時の装飾ラベルを受け継いだ優雅な紙箱で、どちらも19世紀末から続くリンツの伝統を今に伝えています。
100年以上も昔のデザインを今でも使い続けているって凄くないですか?
【BITTERSWEET SURFIN】
スイス・ベルン本社製。
1879年、創業者ロドルフ・リンツが世界で初めて“コンチング製法”を完成させた当時のレシピを受け継ぐ、
リンツの代表銘柄「Surfin(サーフィン)」のビタースイートタイプです。
淡いブルーに黒の装飾枠を配した端正なデザイン。
中央に「CHOCOLAT LINDT A BERNE」、側面には「CHOCOLAT SUISSE NOIR SURFIN」と記されており、
クラシックダークの正統を示しています。
裏面は英語・仏語・西語・日本語の多言語表記で構成され、
輸出仕様らしい国際感と重厚さが漂います。
本品は 1999年製造、賞味期限2000年12月31日。
現在のアルミラミネート仕様と異なり、しっとりとした紙質が魅力のクラシック包装です。
1890年代のオリジナルデザインをほぼ踏襲しており、リンツの象徴的存在といえます。
【ZARTBITTER CHOCOLADE】
対となる赤ラベルは、ドイツ・アーヘン工場製(Lindt & Sprngli GmbH)。
「Zartbitter(ツァルトビッター)」とはドイツ語で“やわらかな苦味”を意味し、
ミルクとビターの中間にあたる上品な味わいを示しています。
金赤の枠飾りと筆記体サイン“Rud. Sprngli”が、ヨーロッパ伝統の気品を感じさせます。
裏面の「DM2.00」表記やリサイクルマーク「Der Grne Punkt」は、
ユーロ導入前のドイツマルク時代の証。
**1995年製造(賞味期限08.95)**で、紙パッケージ期の終焉を告げる時代の実物です。
スイス・ベルンの青と、ドイツ・アーヘンの赤。
国と時代を隔てつつも、同じリンツ精神のもとで磨かれた“クラシック・ダーク”の双璧です。
いずれも紙製パッケージがまだ残っていた最後の時代の貴重な実物。
「クラシック書体+手書きサイン+額縁装飾」の三要素を完備し、
19世紀チョコレート文化の再現資料といってよい完成度を誇ります。
100年以上の時を越え、リンツの名が“チョコレートの代名詞”となった理由が、
このデザインの中に凝縮されています。
まるで神々しいまでの存在感を放つデザイン。
100年以上前、森永製菓の太一郎さんも、明治製菓の貫一さんも、不二家の林右衛門さんも、
チョコレートの製造と販売を夢見ていた創業期、このチョコレートを目の前にして、穴の開くほど観察し、虫歯が悪化するほど食べていた事だろうと思います。
それほどまでに完成された、美と情熱の結晶。
チョコレート文化の礎を築いた者たちが心から崇拝したチョコレート、
コレクターなら必ず手元に置いておきたい伝説級のパッケージです。
アンティークなショコラディスプレイとしても、デザイン資料としても秀逸な逸品です。
【送料】
出品者負担(落札者様に追加料金は発生しません)
補足:落札後に送料が予想以上にかかると感じられる方が多いようでしたので、送料はすべて出品者が負担いたします。安心してご入札ください。
【発送方法】
匿名配送(ゆうパケット)
【梱包について】
水濡れ防止・折れ防止を徹底して梱包します。
【取引に関するお願い】
大切に保管して参りましたが、経年による劣化や折れ、擦れ、ムシレなどがあります。
ノークレームノーリターンをご了承の上で入札をお願い致します。
【出品にあたっての思い】
チョコレートパッケージを大切に保存していただける方にお譲りしたいと思います。
【宣伝】
コレクションの一部は、神戸のフェリシモチョコレートパッケージミュージアムに寄託保存しています。ここは数年前にできた博物館で、日本で唯一のチョコレートパッケージ専門の博物館です。こちらの方にお越しの際は、是非ともご来場いただきたくお願いいたします。