
クライム・ノベルの傑作4冊;
①「悪党パーカー/エンジェル(Comeback)」、
②「拳銃猿(Gun Monkeys)」、
③「最高の銀行強盗のための47ヶ条(47 Rules of Highly Effective Bank Robbers)」、
④「暗黒の河(River of Darkness)」
の4冊セットです。状態は、①・②のページ周縁部に経年の淡いやけがありますが、それ以外は全般に良好です(※気になる方はご遠慮いただければ幸いです)。送料はクリックポストで185円です。
★内容:
①「悪党パーカー/エンジェル」(リチャード・スターク著、木村仁良訳、ハヤカワ・ミステリ文庫): えせ宗教家アーチボルドが率いる伝道団体の集会を襲撃、そこに集まる現金を奪え―パーカーに新たなヤマがもちかけられた。今回の仕事に集まったのは、知りあいのマッキーと彼の情婦ブレンダ、前科者のリス、そしてアーチボルドのもとで働く“エンジェル”の四人。彼らは現金強奪に成功するが、やがて金の独り占めを狙うリスが仲間たちを殺そうと企み・・・23年ぶりの悪党パーカーの復活に、ミステリ界が騒然となった話題作。『このミステリーがすごい!2000年版』 海外5位。
著者、リチャード・スターク(Richard Stark)は、巨匠ドナルド・E・ウェストレイク(Donald E. Westlake)のペンネームの一つである。1933年、ニューヨーク生まれ。ビンガムトンのハーパー・カレッジに入学するが中退。2年間アメリカ空軍で働くが、その時の経験は後の小説に反映された。多作家でその著書は100冊を越える。犯罪小説、時にはSFに脱線することもあるケイパー・ストーリー(Caper story)の名手である。不運な泥棒ドートマンダーのシリーズをはじめとするコメディ・ミステリで知られ、リチャード・スタークほか多くの別名で、さまざまなタイプのミステリを発表、いずれも高く評価されている。エドガー賞を3度受賞したのはウェストレイクとジョー・ゴアズだけで、しかも、3度とも違う部門で受賞した(1968年は『我輩はカモである』で最優秀長編小説賞、1990年は『悪党どもが多すぎる』で最優秀短編賞、1991年は『グリフターズ/詐欺師たち』で最優秀映画脚本賞)。1993年にはアメリカ探偵作家クラブ 巨匠賞も受賞した。「斧」は黒い笑いを低く響かせたシリアスな犯罪小説で、ジム・トンプスンの『内なる殺人者』現代版とでも呼ぶべきパルプ・ノワールである。2008年死去(享年75)。
②「拳銃猿(Gun Monkeys)」(ヴィクター・ギシュラー著、宮内もと子訳、ハヤカワ・ミステリ文庫): ギャングの殺し屋集団「猿の檻」・・・その中でも最強の早撃ちガンマン、チャーリー。彼はギャングのベガーに頼まれ、消えた裏帳簿を取り戻す仕事を受ける。見事に帳簿は奪還するが、その直後、FBIと警察がチャーリーを追ってきた。さらに「猿の檻」のボスがベガーに拉致され、仲間が次々と暗殺されてしまう。組織をこけにする奴は許さない! 義理と人情の殺し屋チャーリーは、超悪徳男ベガー抹殺を決意! 脳髄を快感で満たすガン・アクション満載のハードボイルド作品。
著者、ヴィクター・ギシュラー(Victor Gischler)はユーモラスな犯罪小説を得意とするアメリカの小説家、コミック作家。はじめSF、ホラー、ファンタジイ系の作品を執筆していたが、のちにミステリに転向。ジョン・D・マクドナルドを愛読していたため、ハードボイルド作品の執筆をはじめる。1999年、短篇「ルーファスを撃て」が、Best American Mystery Storiesに選ばれる。さらに2001年に発表した「拳銃猿(Gun Monkeys)」が、アメリカ探偵作家クラブ賞の最優秀新人賞にノミネートされ、話題となった。主な作品はほかに、"The Pistol Poets"、"Shotgun Opera"、"Go-Go Girls of the Apocalypse"など。オクラホマ州クレアモア在住。
③「最高の銀行強盗のための47ヶ条」(トロイ・クック著、高澤真弓訳、創元推理文庫): 田舎町でくすぶっていた元不良少年マックスの味気ない日常はとびきりの美女タラとの出会いで一変する。 スタイルも器量も抜群な彼女は、父親のワイアットと組んで全米を荒らしまわる銀行強盗だった。 仕事ついでに殺しを楽しむ父親にうんざりしていたタラもマックスのことをひと目で気に入り、二人は手に手をとって出奔することに。 だが、二人を追うワイアットとマックスの父ウィリアムズ保安官、さらにはワイアットの元相棒や、FBIの思惑がからみ合い、事態は加速度的にこじれていく・・・。 驚異の新人作家が贈る、ノンストップ青春 + 強盗小説。解説:村上貴史。このミステリーがすごい! 2009年版 海外8位。
著者、トロイ・クック(Troy Cook)は、そもそもは映画畑の出身である。アシスタントカメラマンから映画人としてのキャリアを重ね始め、1993年に初めて脚本・監督を担当。次いで、LAを舞台に犯罪組織が抗争を繰り広げる『テイクダウン(The Takeover)』で監督、SF陰謀アクション映画『スター・コンバット(Phoenix)』で制作・監督・脚本、SF作品『センチュリオン・フォース(Centurion Force)』で監督をそれぞれ務めた。「その後彼は子供が生まれたのを契機に、映画とロサンゼルスという二つの"craziness"におさらばすることを決め、コロラドに転居する。そして彼は小説を書き始めた。大好きなクライム・コメディを・・・(本書「解説」より)」。
④「暗黒の河」(ジェイムズ・グレイディ著、池 央耿訳、新潮文庫): ベトナムからイラン・コントラ事件まで、CIAのために長年働いてきた元工作員が過去の亡霊に追いかけられてアメリカ国内を逃亡する。国際的謀略工作に暗躍したトップ・スパイの運命を描く力作。元CIAの現場工作員のジャドはグリーンベレーの猛者であり、イランーコントラ事件などにも関係した。だが今は、アル中の錠前屋。その彼が場末のバーで狙われ、逆に殺人を犯した。逃亡中のジャドは旧友の作家ニックに真相を話す。一方、CIA長官は海兵隊少佐ウェズリーに極秘裡にジャドを追跡するよう命じた・・・。
著者、ジェイムズ・グレイディ(James Grady)は1949年、米国モンタナ州シェルビー生まれ。ワシントンDCに住むジャーナリスト、作家/エッセイスト。1974年、CIAの陰謀を暴く処女長編『コンドルの六日間』で一躍脚光を浴びた。主な著作はほかに、『暗黒の河』(本書)、警察小説の『凶弾』、『狂犬は眠らない』など。