ラトル&プレスラー
ジルヴェスター・コンサート2014 (90分+特典映像45分)
● ラモー:『優雅なインドの国々』組曲(アフリカの奴隷たちのための歌/田園舞曲/太陽礼賛のための歌/未開人のための歌/シャコンヌ)
● モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番イ長調 K.488
● ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第2番/第7番
● コダーイ:『ハーリ・ヤーノシュ』組曲(前奏曲「おとぎ話は始まる」/ウィーンの音楽時計/歌/間奏曲/皇帝と廷臣たちの入場)
● ブラームス:ハンガリー舞曲第1番ト短調
● ハチャトゥリアン:『ガイーヌ』~第8番『レズギンカ』
メナヘム・プレスラー(ピアノ:モーツァルト)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
サー・サイモン・ラトル(指揮)
収録:2014年12月31日 ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
● 特典映像:ドキュメンタリー「メナヘム・プレスラー/私が愛する人生」
監督:グレーテ・リッファース、字幕:英独仏
世界中から引っ張りだこの巨匠プレスラーが登場!
2014年12月29~31日に開催された、サー・サイモン・ラトル指揮による「ベルリン・フィルのジルヴェスター・コンサート2014」。
その最終日の模様を収めた映像作品が「EUROARTS」より登場。毎年「ダンス」をテーマに選曲され、2014年末のお祭り気分の華やかなコンサートの演目に選ばれたのは、ラモー『優雅なインドの国々』組曲、コダーイ『ハーリ・ヤーノシュ』組曲、ドヴォルザーク『スラヴ舞曲集』、そしてソリストにメナヘム・プレスラーを迎えモーツァルト『ピアノ協奏曲第23番』が演奏されました。
長年、ボザール・トリオのメンバーとして活動してきたプレスラーが、ベルリン・フィルにソロ・デビューしたのはトリオ解散後で90歳でした。その時客席にいたラトルは、演奏に感動し早速出演をオファーして実現した今回のジルヴェスター・コンサート。聴衆も「ピアノ界の生ける伝説」プレスラーの崇高な美しさを持った演奏に敬意を払っているのが感じられる映像で、大きな温かい拍手で迎えています。プレスラーは、モーツァルトの深淵を覗かせ、美しい響きや、細やかな表現が随所に聴かれる演奏で聴衆、そしてラトル、オケともに魅了しています。
オーケストラのプログラムは、まずラトルがお気に入りの作曲家ラモーの『優雅なインドの国々』組曲。パーカッションの印象的なリズムに、色彩豊かな旋律、エキゾチックな雰囲気と楽しさに溢れる音楽。古楽アンサンブルほどではありませんが、最小限ヴィヴラートにおさえたベルリン・フィルの演奏は、躍動感に満ちた音楽を聴かせてくれます。後半のオケのプログラムでは、ドヴォルザーク『スラヴ舞曲』、コダーイ『ハーリ・ヤーノシュ』組曲が演奏され、東欧系の独特の哀愁と抒情的な旋律を、ベルリン・フィルのオーケストラ力で存分に楽しませてくれます。
ボーナス映像には、20世紀最高のピアノ・トリオのメンバーとして53年間活動を続け、解散後さらに90歳を迎える年齢になってソロ活動をスタートさせたメナヘム・プレスラーの「今」を捉えたドキュメンタリー映像。ハーディング、エベーヌ四重奏団、カヴァコス、ダニエル・ホープなど若手音楽家たちとのインタビューやマスタークラスの映像も収録されています。(キングインターナショナル)
ベルリン・フィル恒例の大晦日のジルヴェスター・コンサート。
多彩なプログラム、個性的なソリストたちとともに特別な一夜を盛り上げています。