
【近日出品取り下げ予定】
こちらの商品は、近日中に出品を取り下げる予定です。
*商品について
今から50年も昔に三省堂から出されていた伝説の本格派高校数学参考書『新講 数学[改訂版]』(三省堂)シリーズ全2冊セットです。著者の赤摂也(せき せつや)氏が数学基礎論がご専門の数学者なこともあって、本書全体が公理的な精神で貫かれており、数学Ⅰの始めの方の内容があの東京大学出版の杉浦の解析入門と同じく可換環の公理から始められているなど、高校数学の参考書としてはかなり異色の内容となっています。高校数学を大学数学の教科書のような調子で書いたとするのであれば、このようになるのではないでしょうか。ただ、2冊合計で1100頁を越えるページ数から伺えるように、可能な限り厳密でありながらも、大学数学の教科書とは違って、高校生が独学でも読み進められるよう、なぜこんなことをするのかということまで手取り足取りとても親切に解説されています(実際、最近YouTubeでもよく見掛ける物理学者の村山斉先生は、小学三年生の時に本書を愛読されていたとのことです。まあ、数学者でもここまで早熟な人はそう多くはないと思いますが笑)。謂わゆる黒大数と呼ばれている「大学への数学」(研文書院)なども本格派の高校数学参考書として紹介されることがありますが、正直言って、解説の格調高さ・親切さ、どちらの点においても、この『新講 数学』シリーズは比較になりません。当方も趣味で過去の数学参考書をかなり集めていましたが、当方の知る限り、このような高校数学の参考書は本書を置いて他に存在しません。京都大学ご出身で、算数オリンピックメダリストや灘中首席合格者の他、灘中合格者を何百名も送り出した実績を持つ茶谷英明(ちゃたに ひであき)氏が経営されている算数・数学・理科専門の個別指導塾「数理教育研究会」のYouTubeチャンネルにおいて、3年ほど前にアップロードされた「本格派過ぎる高校数学参考書【大学受験】」という動画(2026年1月現在3.4万回再生)の中で、偏差値60台の公立高校で平均以下の成績だったにも関わらず、猛勉強により、駿台の東大実戦模試を受けたところ、駿台のエクストラコースに無料で招待され、理三志望の灘や東大寺の生徒が集まる中、かの有名な三森先生の演習テストで2位になったり、現在は存在しないが非常に難しかったと云われる後期入試型の東大模試で数学全国10位をとり、その後、京都大学理学部に合格し、わずか1年半の勉強で東大と京大の大学院の筆記試験に合格、しかも日本から10名ほどしか採らない日本一の超最難関の大学院で世界第三位の数学の研究機関でもある京都大学大学院数理解析研究所の数理解析コースの最終筆記試験にも合格される等、怪物数学徒としてその名を轟かせ、現在、算数・数学・物理の講師としてご活躍されている、かの有名な「わんこら式数学勉強法」の生みの親・畠田和幸(はたけだ かずゆき)氏と共に本書を紹介したことにより、ただでさえ、以前から一部のコレクターの間では有名で、で稀に出品された際は、シリーズ不揃いのたった1冊でも14万円超えで落札されたりしていたのですが、以前にも増して多くの人に本書の存在が知れ渡ってしまい、つい先月にもシリーズ3冊揃いとはいえ、裸本(カバーが無いという意味)の旧版が30万円で出品されていましたが、即決で落札されていました。そんな本書『新講 数学』シリーズですが、今回出品するのはその最後のバージョンである『新講 数学Ⅰ、Ⅱ[改訂版]』になります。当時の学習指導要領が変更されたことにより内容は勿論のこと、装いも新たになって出版されたのがこの改訂版で、Ⅰ、Ⅱのどちらもそのページ数が(『Ⅰ』旧版498p→改訂版545p、『Ⅱ』旧版500p→改訂版576p)数十頁も増加していることからも分かるように、旧版には無かった『行列』や『ベクトルと空間』(元々旧版Ⅱにあった『ベクトル』とはまた違い、いわゆる“線形代数学”に該当)などの新たな分野が追加された他、旧版からそのまま引き継いだ分野でも、改訂版では順番や内容、細かい説明の仕方が異なったり、また新たな内容が追加されたりしているようです。そして、旧版はⅠ、Ⅱ、Ⅲの3冊が存在するのに対し、なんとこの改訂版にはⅢが存在しません(したがって、改訂版はこのⅠ、Ⅱで全てとなります)。勿論、ここまで入手困難な参考書ですから、中古市場にも滅多に出回っておらず、ここの過去10年間を遡ってみても改訂版のシリーズ全2冊が揃って出品された回数は今まででたったの3回しかなく(旧版は4回)、現在(2026年1月22日時点)、・メルカリ・!フリマ・ショッピング・楽天ラクマ・楽天市場・Amazonなどの主要オンラインショッピング・フリマサイトにおいて、当方以外に本書を出品している者は1人も居ません。Amazonに至っては、その余りの希少性からか、未だに商品ページすら存在しないようなので、本書を入手しようと思えば、オンライン上では現在ここ以外に入手する方法は存在しないものと思われます。最後に余談ですが、三省堂の参考書はどれだけ復刊希望の声が集まっても復刊されないことで有名で、復刊ドットコムというサイトではもう2年以上前には復刊基準である100票が集まっていたにも関わらず、未だに復刊されておらず、著者の赤氏が2019年に既に亡くなっていることや、このような本格的な古き良き参考書はいざ復刊しても売れる見込みがないこともあり、今後も復刊される気配が全くありません。
(「新講 数学Ⅰ[改訂版]」)
著者名:赤摂也(赤攝也)
出版社:三省堂
発行年:昭和51年1月10日
版・刷:改訂版第1刷
総ページ数:545頁
(「新講 数学Ⅱ[改訂版]」)
著者名:赤摂也(赤攝也)
出版社:三省堂
発行年:不明(改訂版の第1刷は、昭和54年12月15日発行)
版・刷:改訂版(刷数不明)
総ページ数:576頁
【目次】
*画像をご覧下さい。
【著者略歴】
・赤 摂也(赤 攝也、せき せつや、1926年5月7日- 2019年11月4日)
日本の数学者。専門は数学基礎論、大域解析。1926年、石川県金沢市に生まれた。東京大学理学部数学科で学び、1949年に卒業して同大学大学院(旧制)に進んだ。1951年、大学院修士課程を修了。1961年、東京教育大学に学位論文を提出して理学博士号を取得。1962年、立教大学理学部数学科助教授となった(後に教授昇進)。1984年に東京教育大学教授となった。1990年に東京教育大学を定年退官し、その後は放送大学教授、客員教授を務めた。著書に「集合論入門」(培風館、1957年)、「公理と証明 証明論への招待」(彌永昌吉 共著、ちくま学芸文庫、2012年)など多数。
*状態について
(「新講 数学Ⅰ」):裸本(カバー無しの意)。書き込み無し。全体的に経年による傷・汚れ・ヤケ・シミ等有り。
(「新講 数学Ⅱ」):裸本。書き込み無し。全体的に経年による傷・汚れ・ヤケ・シミ等有り。
*備考
①.配送方法の変更は承っておりますが、入札後ですと、変更不可能な配送方法も出てくる為、出来るだけ入札前にご連絡いただけますと幸いです(もし、入札されてしまった場合でも、落札者都合のキャンセルにご承諾頂ければ再出品致しますので、再度ご購入いただくことは可能です)。
②.こちらの商品は特にご指定がない場合、「お手軽配送(日本郵便)ゆうパケットポスト」(¥215)で配送する予定です。