人類の遺産! 独CBS 7LP ワルター/コロンビアSO ベートーヴェン 交響曲全集 ワルターが瑞々しいSTEREO録音で飛び出す奇蹟の瞬間 99%未使用盤
独CBS S77701 Stereo 7LP。
ベートーヴェン:交響曲全集
交響曲第1番
交響曲第2番
交響曲第3番「英雄」
交響曲第4番
交響曲第5番「運命」
交響曲第6番「田園」
交響曲第7番
交響曲第8番
交響曲第9番「合唱」
ブルーノ・ワルター指揮コロンビア交響楽団
(録音:1958年1-2月、1959年1月、ロス・アンジェルス、リージョン・ホール)
人類の遺産として歴史に残るすばらしいベートーヴェン交響曲全集です。
ワルターとコロンビア交響楽団によるCBSへの一連のステレオ録音はレコード文化の世界遺産とも言える存在で、クラシック音楽愛好家に永遠の感動と喜びを与え続けています。
この大プロジェクトは、1950年代後半すでに演奏活動を引退してビヴァリー・ヒルズに隠居していたワルターをもう一度指揮台に立たせ、ステレオで彼の音楽遺産を残そうと考えたCBS経営陣の一大発案で実現されました。CBSが立てた案は、「オーケストラはこの録音プロジェクトのために専属のオーケストラを編成する」、当時すでに80歳を超えていた老齢のワルターへの肉体的負担を最小限にするため「録音は彼の自宅に近いロス市内で行う」、「録音セッションは一日2時間とする」という、ワルターのために考えつくされたものでした。当時のロスは、映画と音楽の都として全米でも最高レベルの文化と富を持っており、音楽においてもロス・フィルやハリウッド・ボウル管弦楽団のメンバーをはじめ、全盛を極めていたハリウッドの映画音楽の録音のために全米、あるいは全世界から腕利きのオーケストラ・ミュージシャンが集まっていました。ワルターの録音のために特別編成された「コロンビア交響楽団」はこのような腕利きのミュージシャンたちを集めて編成されました。なんという豪華でぜいたくな話でしょう。とても今日では考えられない話です。
そしてこのプロジェクトは1958年に開始され、ワルターの死の直前の1961年までおこなわれ、その間に膨大な数の録音がテープに収められました。
このプロジェクトのおかげで人類は大きな音楽遺産を享受することができました。私たち音楽愛好家は、巨費を投じてこのプロジェクトを実行した当時のCBSに感謝しなくてはなりません。そしてこのプロジェクトはリスナーのみならず、ワルター自身、そしてこの歴史的演奏に参加できたコロンビア交響楽団のメンバーたちにもこの上ない喜びを与えたことでしょう。
さて、その大プロジェクトの第1弾として1958年1月から開始されたのがここに出品するベートーヴェンの交響曲全集です。
なんと素晴らしい演奏でしょう!なんとすばらしい録音でしょう!なんとすばらしい全集でしょう!
しかもここに出品するのは非常に人気の高い多い独CBS盤です。
どうしてこの独CBS盤がそれほど人気があるのでしょう?
答えは簡単。ずばり音が良いからです。カッティングの良さもさることながら、盤質が抜群に良いのですばらしいSNで音楽を楽しむことができます。
盤面にからは多少のヒスが聴こえてきますが、これは盤雑音ではありません。すべてマスターテープのヒスなのです。それほど盤が優秀なのです。
その優秀な盤から歯切れの良い米国録音のオーケストラ音が現れます。しゃきしゃきして切れの良い高弦楽器、しまった低音楽器群、そして豊かな色彩がそのままとらえられた感楽器、歯切れよい快感のティンパニなどすべてが最高です。50年の時を超えてワルター/コロンビア交響楽団の音が眼前に広がるさまは本当に感激です。
永遠不滅の「田園」をはじめとしてすべて素晴らしい演奏ですが、ここに収められた「第九」は本当に名演です。今日の名盤案内書ではこの「第九」を目にすることが少なくなりましたが、本当に残念です。素晴らしい超名演です。なお、「第九」の第4楽章だけは合唱団の関係でニューヨークにおいて行われました。クレジットはコロンビア交響楽団となっていますが、実態はニューヨーク・フィルだと思います。
ここに出品するのはその独CBSから発売された全集ボックスです。
本品はすばらしいコンディションの極美品です。
レコードはレーベル上のスピンドル跡もなく、盤面には使用した形跡皆無のピカピカ鏡面極美盤で、99%未使用です。
このようなコンディションですのでそれ以上の検聴はせずそのままの状態でお届けします。(これは決してノイズ皆無ということを保証するものではありません。レコードですのでたとえ新品でも小さな雑音はあり得ます。何しろこれだけの枚数です。絶対にノイズのない品をお望みの方は入札をお控えください。)
レコードは世界最高のプレス技術を誇る独TELEFUNKENでプレスされた最高のSNを持っており、その中からすばらしい音が溢れ出てきます。このプロジェクトがなかったなら、SPやモノ録音でしか聴けなかったワルターの演奏が瑞々しい音で眼前に現れる様はまさに奇蹟です。
ボックスは周囲の布部分の上辺ごくわずかな汚れと正面周囲に小さなスレがあるだけで裏面もきれいな超美品です。解説書はぴきぴきの新品同様品です。(本品は空気の乾燥したドイツで使用、保存されてきた品ですので、日本で使用されてきた品のボックスにありがちなシミ、カビ、カビ臭などは一切なく、箱の内側までまっ白です。)
とにかく米CBSの情熱と老体に鞭打って臨んだワルターの努力で作られた人類の宝物です。このように良いコンディションの独盤セットの入手は容易ではありませんのでいつかこの品をとお考えの方には今回のこの品をおすすめします。どうぞお見逃しなく。
私の推薦盤です。
重量:1468g (これに梱包材重量を足した総重量が送料の対象となります。)
最近たまに、説明文中の一部分が青色になって強調表示されているように見えることがありますが、これは私がしたことではなく、のシステムのバグで勝手に起こっていることですので無視してください。
安心してお求めいただける良質の品物の提供を第一に考えて出品しております。
音楽鑑賞に差し支えるような瑕疵のあるレコードは最初から出品しないようにしておりますが、レア盤などで瑕疵の存在にもかかわらず出品意義があるような場合には、その状態を明記して出品しています。
当方で出品するレコードはほとんどすべてが空気の乾燥したドイツで使用、保存されてきた品ですので、特別な表記がない限りジャケットにありがちなカビ、シミ、カビ臭などは一切ありません。
盤(外見を含む)の状態に関しては、検聴を行った盤に関して気が付いた点だけを書くようにしていますが、ノイズの出方や再生状態などは再生装置によって違い、その感じ方はきわめて主観的なものですので聴き手によって違います。またすべてのノイズを聴き取ることも書くこともできず、聴き逃しや見逃しもあるかもしれません。コンディションの説明はあくまで「大体の目安」とお考えください。(レコード特有の散発ノイズや盤質雑音などに関しては特に書きません。)
いかにきれいな品であっても中古LPは中古LPで、50-70年前の古い品も多くあります。
レコードにはノイズがあるのは普通とお考えいただき、ノークレーム、返品なしという前提をご了承いただいた上での入札をお願いいたします。
なお、古いレコードはたとえ新品でも長い年月の間に材料内成分の析出などにより小さなピチプチ雑音が出ることがあります。レイカの「バランス・ウォッシャー」やディスク・ユニオンの「レコクリン」などでクリーニングすればこれらが取り除かれてより美しい音を楽しむことが出来ますのでお聴きになる前のクリーニングをおすすめします。また、当方ではモノ・レコードはモノ専用カートリッジで聴いております。モノLPをステレオ・カートリッジで聴きますとモノ信号の再生に必要な水平方向の動き以外に垂直方向の動きも拾ってしまいますのでモノ・レコード本来の音が再生できないだけでなく、不要なノイズや雑音を拾うことにもなりますので、モノ・レコードはモノ専用カートリッジで再生されますことをお勧めします。
未開封新品においては中身のチェックができない未開封品であるがゆえのリスク(製造上の瑕疵、ソリ、カビ、ボックスセット内のクッション用スポンジの経年分解による粉汚れなど)もあることをご承知おきください。(交換や返品はできません。)
支払いは「ヤフーかんたん決済」となります。
発送は基本的にゆうパック(おてがる版)となります。
LPの場合、ほとんどが80サイズでの発送となりますが、複数枚の品物をご落札頂いた場合でもある程度の厚さまで同一料金で送れます。(それ以上になりますとその厚さによってサイズが変わり、料金が上がってゆきます。)複数落札の場合は必ずオークション終了後すべてのアイテムを「まとめて取引」にして取引を始めてください。そうでないとのシステム上各商品に別々に送料がかかってしまいます。なお、後からの落札品で「まとめて取引」にできなかったアイテムを後から同梱にすることはシステム上できなくなりましたので、その場合は各取引ごとに送料をお支払いください。