発行国 イギリス
年号 2022
素材 純銀
品位 999/1000
重量 約62.42g ピエフォー 2倍厚
額面 5£(ポンド)
グレード MS70
鑑定会社 NGC
鑑定番号 6572611-006
表面 エリザベス2世肖像
裏面 王冠を身に着けたライオン
・ピエフォーとは
ピエフォー(Piefort、Piedfort)通常よりも厚みがあるコインのことです。
倍厚金貨や倍厚銀貨などと表現されたりしますが
実際は2倍以上あるコインに対してもピエフォーと使われる事もあります。
※比較できるように通常サイズとピエフォーを並べた写真を掲載しております。
・テューダービーストとは?
2022年に英国ロイヤルミントより、新シリーズ「ロイヤルテューダービースト」が発行されました。
あの大人気クイーンズビーストシリーズの後継となるコレクションです
Lion of England(イングランドのライオン)は第2作目としてリリースされました。
現在でも象徴的な紋章のシンボルであるライオン。
歴史は古く12世紀から正式に紋章に採用されました。
イギリスの勇気・強さ・尊厳・誇りを表しています。
現在でもイギリスの紋章や銅像、様々なものに描かれている代表的なイギリスのシンボルです。
・クイーンズ・ビーストとは?
エリザベス2世は1953年6月2日にウェストミンスター寺院で女王に即位されました。
即位式の際に周囲を囲むように配置された
"The Queens Beasts(女王の野獣)"と呼ばれる10体の動物と紋章をあしらった彫刻の事です。
10体は女王の先祖に由来する動物と紋章で構成されています。
1 The Lion of England イギリスのライオン
2 The Griffin of EdwardⅢ エドワード3世のグリフィン
3 The Falcon of the Plantagenets プランタジェネット家のハヤブサ
4 The Black Bull of Clarence クラレンスの黒い牛
5 The Yale of Beaufort ビューフォートのイェール
6 The White Lion of Mortimer モーティマーの白いライオン
7 The White Greyhound of Richmond リッチモンドの白い猟犬
8 The Red Dragon of Wale ウェールズのドラゴン
9 The Unicorn of Scotland スコットランドのユニコーン
10 The White Horse of Hanover ハノーバーの白馬
クイーンズビーストシリーズは人気が高く新しいモデルが何回か発行されております。
またその人気ゆえに高額コインも多数登場しました。
例として 2018 ブラックブル5oz金貨は2021年、ヤフオクで275万円で落札された実績があります。
こちらのコインは
2022 テューダービースト Lion of England イギリスのライオン ピエフォー2倍厚銀貨2オンスです。
正に王道
力強いライオンが咆哮を上げています。
今にも襲い掛かりそうな筋肉の緊張感
太い前足でがっしりおさえられた盾には
イングランド王室紋章のライオン3頭など
イギリスにゆかりのある紋章がが描かれています。
ピエフォー銀貨ならではのズッシリとした重量感。こればかりはピエフォーでなければ味わえない感覚です。
市場によく見かけるのはライオンの後ろが背景なしのデザインですが
こちらは背景ありの珍しいデザイン。
ピエフォーも相まってコレクター魂を揺さぶる一枚となっております。
・スラブケースの状態は良く肉眼で傷はほぼ確認できません。
・NGC鑑定枚数
MS70という最高鑑定、同グレードは10枚
これ以上のグレードは存在しません。
希少性の高いコインです