内容紹介
【総力特集】この女性写真家がすごい!
――彼女たちの作品はなぜ高く評価されるのか?――
● 西本喜美子
● 潮田登久子
● 米 美知子
● 梅 佳代
● ヨシダナギ
● 蔵 真墨
● 片山真理
● 春木麻衣子
● 細倉真弓
● 林 典子
● 矢野直美
● 佐野円香
● 北田瑞絵
● 田口和奈
● 清水裕貴
● 長谷川美祈
● 山元彩香
● 声と視線の闘争「女の子写真」からの四半世紀 戸田昌子
● 元気な女性アマチュア写真たち 高畠保春(編集部)
●アスペクト比で写真が変わる 池谷修一(編集部)、渡邊浩行
●写真好きのための法律&マナー SEASON 2 第4回
徹底検証パクリとパロディー
法的な境界線はどこにあるのか? 吉川明子
●28㍉相当APS-Cコンパクト 富士フイルム XF10 赤城耕一
●Special Feature Photography
大和田 良「LIVE HOUSE,TOKYO」
清水 匡「Class Rooms 子どもとしての時を過ごす場所」
●ニューフェース診断室[720]
シグマ14mm F1.8 DG HSM|Art、70mm F2.8 DG MACRO|Art
田沼武能 川向秀和 志村 努/編集部
【新製品レビュー】
● リコーイメージング HD PENTAX-D FA★50mmF1.4 SDM AW 竹中隆義
● 富士フイルム XF200mmF2 R LM OIS WR 赤城耕一
● ライカカメラ ライカC-LUX 河田一規
● 富士フイルム instax SQUARE SQ6 まつうらやすし
● キヤノン iNSPiC PV-123 まつうらやすし
● ソニー Xperia XZ2 Premium 矢作 晃
【ZOOM UP】
●ソニー「α」の軌跡 第4回 写真家・山岸 伸
α7RIIIの圧倒的な解像感と俊敏なオートフォーカス
●プロの選んだM.ZUIKO 第21回
写真家・熊切大輔が語る 定番標準ズームレンズの重要性とその魅力
●SHIN YAMAGISHI M.ZUIKO DIGITAL ED 17mm F1.2 PRO
被写体の背景を演出できる数少ない広角単焦点レンズ
【連載】
● みせる写真のつくりかた[6] 三村 漢 ゲスト:熊切大輔さん
● 木村伊兵衛の傑作が生まれる瞬間[16] 田沼武能
● 岩合光昭の動物っていいなぁ[45]
● シーナの写真日記[306] 椎名 誠
● 梅佳代もこの一枚[69]
● 物欲作家のふらり旅(み)日記[17] 相場英雄
● 櫻井 寛のぞっこん鉄道 麗しき名列車[57]
● 赤城耕一の銀塩カメラ放蕩記[54]
● 再録! ニッコール千夜一夜物語[44] 大下孝一
● 虫の肖像[93] 海野和男
表紙撮影:梅 佳代
【編集特別付録】
もうセカンドカメラだなんて言わせない
MIRRORLESS STYLE 2018-19 #11
[巻頭グラビア]「八丈島の薫り」/愛機のココがスゴイ 上田晃司、藤里一郎、中野耕志/旅するカメラ「南の島・沖縄の旅」大迫瑞季/写真家のこころ 福井麻衣子、田川梨絵、金森玲奈/写真のチカラ 河野英喜/「BOTANICAL」高橋宗正/「COLORS」下薗詠子 ほか
●速報ニコン フルサイズミラーレスを発表! 猪狩友則(編集部)
出版社からのコメント
SNSの普及によって、写真はもちろん撮影地情報までもが即座に共有される時代になりました。インスタグラムやウェブサイトで見た写真を見て、「私もこんな写真を撮りたい」と思うのはむしろ自然な感情でしょう。しかし、ここで疑問がわきます。
▼他人の写真とそっくりな写真を撮ってインターネットにアップしても大丈夫?
▼素晴らしい写真を見てイラストや線画にして発表することに問題はない?
▼有名人を起用した動画や写真のパロディーはどこまで許される?
実際、何気なく撮った写真なのに、見知らぬ誰かから「写真をパクったな! 」などと因縁をつけられる事例も報告されています。そのときはどう対応すべきなのでしょうか?
とかく気になるこの問題、アサヒカメラの最新号では【徹底検証 パクリとパロディー 法的な境界線はどこにあるのか?】と題した特集を掲載。著作権問題に詳しい福井健策弁護士がこれらの問題について徹底解説しています。
折しも第159回芥川賞候補作の一部記述が、被災者の手記やノンフィクション作品の表現と類似していることで話題になったばかりです。こうした騒動はインターネットのない時代から幾度となく起きていましたが、現代は誰でも写真や文章を手軽にアップし、検索できる時代。様相が変わってきていると、福井弁護士は指摘します。
「今までなら気づかれないまま埋もれていた論文盗作などが、すぐに検証できるなどいい面はあります。一方で、検証サイトなどによる印象操作が比較的容易という問題点もあります」
たとえ法律的に問題がなくても、ネットで炎上することによるダメージの問題もあるわけです。
リスペクト、オマージュ、インスパイア、愛……影響を受けた作品や作風を語るとき、こういった言葉が使われがちですが、作品に対するリスペクトがあればいくらまねをしても大丈夫なのでしょうか?
今回の特集では写真だけでなく、映画や同人誌、漫画に関する裁判・トラブル事例も紹介。パクリとパロディーについて徹底分析します。これは「表現」の根底に関わる大問題。趣味や仕事で「表現」に関わる人はもちろんのこと、SNS利用者にとっても必読のテーマです。
また、アサヒカメラ9月号の巻頭特集は全73㌻にわたる【女性写真家がすごい! 】。プロの写真賞のみならず、アマチュア向けの写真コンテストでも女性の活躍がめざましいことを受け、いま注目の女性写真家たち17人をピックアップ。「89歳の自撮りばあちゃん」西本喜美子さんのグラビア&インタビュー、「クレイジージャーニー」(TBS系)などにも出演して話題のヨシダナギさんの新作を掲載しています。表紙も梅佳代さんの新作です。スナップから風景、ポートレート、鉄道など各ジャンルの気鋭の写真家が一堂に会します。