まず皆様がどういう形でお手持ちのClassicMacProを使用されるか考えてから決めていただけたら幸いです。
Legacy Boot Modeに特化したグラフィックカード
対応機種 Early2008MacPro/Early2009MacPro/Mid2010MacPro/Mid2012MacPro
対応OS OSX Mountain Lion10.8.3~macOS Sequoia /Windows7、8、8.1、10、11
macOS上はGT640として認識されます。補助電源いらずで取り付けるだけで動作します。全ての出力でBoot機能が可能です。4K@60Hzの出力はBoot機能は非対応になります。
HDMI.DisplayPort音声出力対応OS macOS BigSur~macOS Sequoia/Windows7、8、8.1、10、11
macOS Mountain Lion〜macOS CatalinaまでHDMI/DisplayPortの音声出力させるためには自分でDriverをインストールする必要があります。
<nVIDIA Keplerシリーズで最新macOS Sequoiaを使用の場合の注意事項>
写真で編集する時にノイズ除去を使用するとエラー表示されるようになりますが特に問題なく作業できますので一様ご注意ください。気になる方はアップグレードせずにmacOS Sequoia以前のOSをご使用ください。
<macOS HighSierraからmacOS Mojaveにアップグレードする際の注意事項>
①先にFileVault が無効になっていることを確認してください。②macOS HighSierraにnVIDIA Web DriverとCUDA Driverをインストール
NVIDIA Kepler グラフィック カード<Metal対応>を使用してmacOS Mojave にアップデートしようとすると、インストーラーに Metal がサポートされていないというエラー メッセージが表示されます。
新規で作成した起動可能な macOS Mojave入りUSB フラッシュメモリから起動するのではなく必ずmacOS High Sierra が入っているHDDを起動してからmacOS Mojave入りUSB フラッシュメモリ内のmacOS Mojave インストーラーを実行してください。そうしないと、Metalだと認識してくれません。そうすることでHighSierraからMojaveにアップグレードできます。
ただしHighSierraからMojaveにアップグレードする前にMacProをMojave以降に対応するBootROMバージョン 144.0.0.0.0 にアップデートする必要があります。
アップデートすることで
①APFSファイルシステムのサポートを有効にする
②PCI-Express 1.1 (2.5 GT/s リンク) の代わりに、すべての PCI-Express 2.0 以上のカードに PCI-Express 2.0 (5.0 GT/s リンク) のサポート
③NVMeドライブのブートサポートを追加 ④Spectre や Meltdown などの重大な CPU セキュリティ バグを修正
<BootROMバージョン 144.0.0.0.0 にアップデートする方法>
HighSierraからMojaveにアップグレードする際の指示に従って行きMacProの電源をオフにした後に再度電源ボタンを押しますが離さず押し続けると電源 LED が点滅し、大きな音でプーという音が鳴ったら電源ボタンから手を離します。<電源LEDが点滅した時点で手を離しても成功します。> その後ファームウェアのアップデートプロセスが開始されます。この時点ではコンピューターの電源を切らないでください。SuperDriveトレイが自動で排出され、進行状況バーが表示されず、灰色の画面が表示される場合があります。 ファームウェアのアップデートが完了すると、コンピューターの電源が自動的にオフになり、その後自動的にオンに戻りHighSierraからMojaveのインストーラーを起動してアップグレードしてください。
<最新macOS Sequoiaの現状について>
①iPhoneのミラーリングとApple Intelligenceは非対応です。<iPhone ミラーリングには認証用の T2 が必要であり、Apple Intelligence には Apple Silicon にのみ搭載されている NPU が必要です。>
②nVIDIA Keplerシリーズのグラフィックカードは、macOS Sequoiaの壁紙<ダイナミック壁紙シリーズのSequoiaの壁紙>だけが現時点ではバグって通常どうり表示されません。
<nVIDIA GTX645のDisplayPort1.2規格以降4Kモニター60Hz出力での注意事項>
netKasやMVCで公開されていたGTX645用macEFIファームウェアはmacOS上ではDisplayPort出力DP1.1規格の最大2560x1600@60Hzまでリンゴマークが出てBoot機能可能になります。Apple純正GTX680 mac editionも同じでした確認しています。
DisplayPort出力DP1.2規格以降は4K@60Hzはログイン画面からの出力になると思ってください。モニターによってはブラックアウトします。4KモニターDell P2415Q<MSTタイプ>の場合
モニター側の設定でMSTの項目をオフに設定してDP1.2出力4K@60Hzで起動何も表示されずブラックアウト
モニター側の設定でMSTの項目をプライマリに設定してDP1.2出力4K@60Hzで起動何も表示されずブラックアウト
モニター側の設定でMSTの項目をセカンダリに設定してDP1.1出力4K@30Hzで起動リンゴマークが出てBoot機能可能です。
4K@60Hz<SSTタイプ>のモニターだとDisplayPort出力DP1.2規格なので起動後ログイン画面からの出力になります。
4K出力につきまして、画面表示の最高解像度が3360x1890までしか表示されないモニターがあります。
その際は、システム環境設定→ ディスプレイ → 解像度の変更をクリックする時、同時にoptionキーを押してクリックしてください。そうすれば、3840x2160が表示されるようになります。
<nVIDIA HDMI/DisplayPort音声出力について>実際に試して確認済みです。
macOS Mountain Lion〜macOS CatalinaまでHDMI/DisplayPortの音声出力させるためには自分で①か②どちらかの方法でDriverをインストールする必要があります。
最初にリカバリーモードからターミナルを使用してSIP無効にすることが必須です。
①HDMI Audio.kext <ターミナルでインストール>
②AppleALC.kext+Lilu.kext <Kext Utilityを使用してインストール>
macOS BigSur〜macOS Sequoiaは最初からHDMI/DisplayPort音声出力のDriverがインストールされています。
<動作確認を行ったモニターです。>
ASUS VG2791R DPv1.2規格ゲーミングモニター
Dell P2415Q 4KDP1.2規格モニター<MSTタイプ><4Kモニター>
Dell U2720QM 4KDP1.4規格USB Type-Cモニター <4Kモニター>
Dell UZ2315H DP1.2規格モニター
LG W2361VG
LG W1946
全てのメーカーのモニターで確認したわけではないのでご理解の上宜しくお願いします。
<OCLPを使用してmacOS BigSur.macOS Monterey.macOS Ventura.macOS Sonoma.macOS Sequoiaをインストールする際の注意事項>
①OCLPを使用してインストールしたmacOS BigSur.macOS Monterey.macOS Ventura.macOS Sonoma.macOS SequoiaをmacOS HighSierraと一緒にMacPro上にあると起動する時にHigh Sierra でブートすると、新しいシステムが破損する可能性があります。ですのでOCLPを使用する場合は必ずmacOS HighSierraは取り外してください。でないと破損した OCLP macOS が High Sierra として表示され、High Sierra と互換性のあるボード ID との互換性がチェックされ、起動できなくなる可能性があります。
②OCLPを使用してインストールしたmacOS BigSur.macOS Monterey.macOS Ventura.macOS Sonoma.macOS SequoiaをmacOS Mojave以前のOSと一緒にMacPro上にあると起動後に互換性のないディスクがあります。と毎回起動するたびに警告表示されますが動作に影響することはありませんでした。その後、macOS Mojaveやそれ以前のOSからmacOS SequoiaなどのOCLP使用のOSに再起動して戻るとBluetoothが認識されなくなることがありますが焦らずに再起動することで直りますので安心してください。
<Mac OS Catalinaにアップグレードするにあたり把握しておくべき注意点。>
Mac OS Catalinaでは32ビットアプリが動かなくなります。元々AppleはOSアプリの64ビットへの移行を呼び掛けていましたが、今回のアップグレードにより古いアプリが使えないためご注意ください。
64ビット版となるアプリが用意されていれば問題なく使用できますが、アプリ自体の更新が進んでいない場合は利用できません。さらに、アプリだけでなくプリンターやスキャナーなどの周辺機器に関してもMac OS Catalinaに対応していない可能性もゼロではないため、事前に確認しておく必要があります。
また、32ビットアプリが動かなくなるだけでなく、アップグレードすることで、Office 2011 (一部、Office 2016も含む)などは使えなくなります。
Mac OS Catalinaは新たな機能が加わったことで使い勝手が良くなった点があり、かつセキュリティ性能も向上していることから高い評価を獲得しています。
しかし、OSをアップデートすることで発生する不具合を懸念し、最新バージョンにしないまま使用する人も少なくありません。アップデートを実行する際は、事前に不具合や注意点などを調査して把握してから行ってください。
今まで使っていたソフトウェアやアプリが対応していないことも考えられるため、気をつけなければいけません。Mac OS Catalinaをクリーンインストールする際は、トラブルを避けるために必ずバックアップを取ることも忘れないでください。
nVIDIA GTX645 OEM GDDR5 1GB macEFI