Liber Studiorumより
J.M.W.ターナー 「中景にかかる橋」1808年 原本

～理解する者だけが手にする、風景画の最高到達点～

作：
J.M.W.ターナー（Joseph Mallord William Turner, R.A.）
1775-1851年 英国

出典：
『Liber Studiorum（リベール・ストゥディオルム）』Part III, Plate 13
1808年 ロンドン

手法：
銅版画（エッチング＋メゾチント）

額縁：
木製額（ブラウン色）
額装込みのお値段です
※額装の変更は原則不可ですが、ご相談も承ります

マット： グレージュ色
表面： ガラス
裏面： つりひも付き（左右に装着）
外寸： 約 52×41 cm

◆あのターナー作品の原本が入荷しました◆

風景画の祖と称されるJ.M.W.ターナーが描いた伝説の版画シリーズ、
『Liber Studiorum（リベール・ストゥディオルム）』からの一枚です。
世界の美術館が所蔵する傑作で、メトロポリタン美術館にある作品と同一です。
現存数も少なく、知的所有物としての価値が極めて高い逸品です。

J.M.W.ターナーとは？
ウィリアム・ターナー（1775-1851）は、イギリスが誇る近代風景画の父。
かつて格下とされていた「風景画」を、芸術としての高みに引き上げた先駆者です。
その革新的な色彩と構図は、モネやピサロといった印象派にも大きな影響を与えました。
テート・ブリテン（ロンドン）にはターナー専用展示室もあり、名実ともに世界的巨匠とされています。

本作と『Liber Studiorum』について
“Liber Studiorum” はラテン語で「探求の書物」。
風景画のジャンル分類（田園、海景、建築など）を行い、
ターナーの思想を版画として体系化した唯一のシリーズです。
全71点刊行され、ターナー本人が構成・エッチングを担当しています。

本作「中景にかかる橋」は、その中でも「高尚な田園風景」に分類される一枚。
詩的構図と光の描写が美しく、ターナー自身の意図が色濃く表れています。

美術館所蔵例（同シリーズ）
・テート・ブリテン（ロンドン）
・メトロポリタン美術館（ニューヨーク）
・ヴィクトリア＆アルバート博物館（ロンドン）
・ナショナル・ギャラリー（ワシントンD.C.）
・アレン記念美術館（オハイオ）など

この版画シリーズは、美術史における教育的・芸術的価値が高く、
市場で出回る機会は非常に少ないものです。

あなたの部屋に、美術館級の一点を。
本作品は1808年発行の初版オリジナル。
後刷りや複製ではありません。
217年前の手漉き紙に刷られた、当時のままの状態です。

日本の蒐集家の元にあったもので、未展示のまま保管されていました。
状態は極めて良好で、セピアの発色も美しく、シミ・色褪せもほとんどありません。
額縁も上質な木製で、丁寧に額装済みです。
裏面の吊り紐は新品に交換し、全体クリーニングのうえお届けいたします。

応接室や玄関、書斎などにおすすめです。
会社受付に飾っても、格式と知性を演出できます。

この一枚が放つのは、静謐さと知性。
所有する喜びは、美だけではなく、教養を身にまとう誇りでもあります。

同シリーズの「The Woman and Tambourine」も同時出品中です。
並べて飾れば、ターナーの風景が語り出します。

稀少な一点もの。再入荷の見込みはありません。
一期一会のこの機会を、ぜひ大切に。

税込・額装込みのお値段です。
一生物の芸術品として、お買い得です。